コメダ珈琲「シロノワール」は、なぜ不動の人気なのか
全国規模でも地元・愛知に根付いたメニューを
実は、この「おかげ庵」は、コメダ珈琲店に来てくれた客に対し「お客様のおかげ」という感謝の意を込め展開された甘味喫茶店。そのため、赤色のソファーがお馴染みのコメダ珈琲店に対しておかげ庵は緑色のソファーで統一されており、店内は落ち着いた和の雰囲気が漂っている。メニューも和テイストのものが多い。 前述の杉野さんは「コメダ珈琲店は朝食を食べるなどライフサイクルの中でご利用して頂ける場所に対して、おかげ庵は時間の合間にささやかな贅沢を味わえる場所として利用してほしいですね」と語る。そして、愛知だけで食せる「シロノワール」提供にも力が入るわけだ。 当時は珍しかった「冷たいもの」と「温かいもの」を組み合わせる独創的な発想から名古屋で生まれ、口コミでここまで広まったというシロノワール。同店は全国規模になったものの、こうして地元への想いがこもった「愛知県限定」のメニューを出すなど、しっかりと地元に根付いている。おいしさもそうだが、こうしたことも人気を呼ぶ秘けつではないだろうか。 (編集プロダクション エディマート)