パリ五輪混合複銀の北朝鮮・金琴英、世界ランク1位・孫頴莎を撃破 試合は中国が北朝鮮に辛勝で準決勝へ<ITTFアジア卓球選手権2024>
<ITTFアジア卓球選手権2024 日程:2024年10月7日~13日 場所:アスタナ(カザフスタン)> 8日、ITTFアジア選手権2024は大会2日目を迎え、男女団体決勝トーナメントの準々決勝と順位決定戦の一部が行われた。 女子団体準々決勝では、中国と北朝鮮が対戦。1番ではパリ五輪混合ダブルス銀メダリストの金琴英(キムクンヨン・北朝鮮)が、世界ランク1位のエース・孫穎莎(スンイーシャ・中国)をゲームカウント3-1で敗る大金星をあげ、北朝鮮が先制する。 続く2番では王藝迪(ワンイーディ・中国)がパリ五輪女子シングルスベスト8のピョン・ソンギョン(北朝鮮)と対戦。第3ゲームをピョン・ソンギョンが取るも、王藝迪が意地を見せてゲームカウント3-1で勝利。中国がマッチカウントを1-1とした。 3番では石洵瑶(シシュンヤオ・中国)がCHA Su Yong(北朝鮮)に追い詰められる展開も、石洵瑶が逆転で激戦を制すと、4番では孫頴莎がピョン・ソンギョンにフルゲームの末に逆転勝利。中国が北朝鮮を接戦で下し、準決勝進出を決めた。 また、日本はシンガポールと対戦。1番で張本美和(木下グループ)がストレートで勝利を収め、2番では伊藤美誠(スターツ)が第3ゲームを落とすも、ゲームカウント3-1で勝利。3番には平野美宇(木下グループ)が相手のカットに苦しめられるも、フルゲームの末に逆転勝利。日本が3-0でシンガポールに勝利し、準決勝進出を決めた。 準決勝では、韓国を激戦の末に破ったインドと対戦する。 男子団体準々決勝では、日本は韓国と対戦。1番で張本智和(智和企画)が安宰賢(アンジェヒョン)にフルゲームで勝利するも、2番で戸上隼輔(井村屋グループ)、3番で篠塚大登(愛知工業大)が競り負け、4番でも張本が韓国のエースである張禹珍(ジャンウジン)にフルゲームで敗北。日本は1-3で韓国に敗北し、準々決勝敗退。日本は順位決定戦に回り、明日にはイランと対戦する。 9日には、男子団体順位決定戦と女子団体すべて、各ダブルス1、2回戦が行われる。