祝45周年!大阪で「キン肉マン」原画展、会場はフォトスポットも多数
■ 貴重!連載前に執筆した「読み切り作品」も
人気漫画『キン肉マン』の45周年を記念した『愛と絆の原画展』が、商業施設「心斎橋OPA」(大阪市中央区)で11月16日からスタートした。連載前から現在に至るまでのキン肉マンの歴史を、原画や映像で辿るメモリアルなイベントである。 【写真】「公式図録」(3850円) 人間より遥かに高い能力を持つ超人でありながら「ダメ超人」と揶揄される主人公が、敵との闘いや仲間との友情を通して成長していく姿を描いた同作。この物語を描いているのは、ゆでたまご先生こと漫画家の嶋田隆司と、中井義則の2人。幼少期に大阪で出会った2人は漫画家を目指し、1979年『週刊少年ジャンプ』で連載開始。今年で45周年を迎え、現在最新刊の86巻が発売中だ。 本展は、キン肉マン展史上最多となる150点以上の原画を展示。会場はオープニングエリアを皮切りに、1章から12章までに分けられ、少年ジャンプ連載初期から週刊プレイボーイで連載中のものまで、キン肉マンの歴史を辿るように構成されている。
原画に残る下書きや筆の跡には、まるで制作の裏側を覗き見しているような気分に。さらに今回、連載前に執筆した貴重な読み切り作品も特別に展示。キン肉マンの前身とも言える本作品は、ぜひ会場でチェックしてもらいたい。 ほかにもゆでたまご先生の特別インタビューや名場面を集めた映像のほか、会場の至るところには必殺技や名シーンを再現できるフォトスポットも。キン肉マンを詳しく知らない人でもその世界観を楽しめる内容になっている。展示の最後には、原作者2人の手形ががあり、漫画でも度々登場する「友情の握手(シェイクハンド)」を交わし、先生とファンの間にある「愛」と「絆」を確かめることができる。 そして会場では、ここでしか買えないオリジナルグッズを多数販売。読み切り作品を含む全ての原画とゆでたまご先生のロングインタビューを掲載した「公式図録」(3850円)をはじめ、45周年記念マフラータオル(2200円)、トートバッグ、Tシャツなどが並ぶ。 『愛と絆の原画展』は12月1日まで、時間は朝11時~夜7時(入場は閉館の30分前まで)。会場は「心斎橋O A P」7階。チケットは当日大人2500円ほか、特典付入場券1万4500円。 取材・文・写真/佐々木早貴