aiko49歳に 「テレビいっぱい出ろとか言うのやめてください」→スタッフ全員が下を向き、その後…20代の頃にショックを受けた“出来事”とは?
「エロなイメージ」「性的なものも感じた」
aiko自身の説明によれば、同曲の詞には、カブトムシは樹液を見つけると一目散にそこに行ったり、ほかのカブトムシが来たら角で木から落とすことから、《自分も恋愛にはそうでありたいな》との願望を込めたという(『JUNON』2000年1月号)。これに続けて彼女は次のように語っている。 《[引用者注:カブトムシに]エロなイメージ、性的なものも感じたんですよ。本能むき出しですごく貪欲やのに、見てくれは丸くって硬い羽根で自分を守ってる。あと、ゆっくりゆっくり地に足をつけて歩くでしょ。そこから長い人生をイメージしたんです。私も好きな人とゆっくり時間をかけて年老いていきたいなって。だけど、今したいことがいっぱいありすぎてどうすればいいかわからない。そういう葛藤を込めてます》(同上) そんなふうに自分の思いを率直にぶつけたことが、人々の共感を集めたのかもしれない。ちなみにaikoはこの曲を、そのころエフエム大阪でDJを担当していた土曜深夜の番組を終えて朝方に帰宅すると、そのまますぐピアノに向かってつくったという。徹夜明けではあったが、頭にはすぐ上記のようなイメージが連想ゲームのように浮かんできたらしい。
49歳の誕生日を迎えた
「カブトムシ」にかぎらず、《詞を書く時は、その時思ったことを、そのまま書き留める感じ。それがCDになって、みんなに聴いてもらえるわけだから、言ってみれば、めちゃくちゃ贅沢な日記を書いているようなものかもしれない》と、aikoは同曲がヒットしていたころに語っていた(『anan』2000年3月3日号)。きょう11月22日に49歳の誕生日を迎えた彼女だが、この制作スタイルは現在にいたるまで変わらない。 「カブトムシ」のように一気に書き上げることはまれとはいえ、ほとんどの曲は期限を決めて書いたことはなく、思いつくたびに書き留めてきた。2020年のインタビューでは、1コーラスだけでも書いてストックしている歌詞は40~50はあると言い、そうやって書き溜めたものを《後で見返して『あ、これ今メロディ付けてみよう』って、譜面台に置いて曲にする。そんな感じですね》と語っている(『SWITCH』2020年6月号)。彼女の曲づくりでは歌詞を伝えることが何より重要であり、つけたメロディに言葉の音の響きやリズムが上手く合わなくても詞を修正することは基本的になく、そういう場合は音符を足していくことが多いという。
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