指示役は「織田信長」か?栃木の住居侵入未遂事件の実行役の裁判 「彼氏へのプレゼント」と動機明らかに 宇都宮地検は懲役2年の求刑
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「織田信長」を名乗る指示役が関与したとみられる住居侵入未遂事件。実行役の女が裁判で語った闇バイトに手を染めた理由。それは、「彼氏へのプレゼントと旅行」でした。 今年9月、栃木県益子町で起きた住居侵入未遂事件の実行役として起訴された男女2人の裁判。事件当時、森健太郎被告(25)は、現場で住人の親族によって取り押さえられました。 「指示役」を呼び出すよう求められた森被告が指示を仰いでいた人物の名前は「織田信長」。通話は秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」です。 親族が「責任者なのか」と問いかけると。 織田信長と名乗る人物との通話 「はい?誰ですか?」 さらに、「闇バイトを使って何かやっているのか」と聞くと。 織田信長と名乗る人物との通話 「やっていませんけど」 「(Q.誰ですか)えっ、どうしたらいいんですか」 一方的に通話は切られました。親族は、現場にいたもう一人の実行役の女に「織田信長」が誰なのか問い詰めます。 佐々木花梨 被告 「私は繋がっていない人なんですよ」 関与を否定するのは、佐々木花梨被告(22)です。佐々木被告は犯行時、水道工事の業者を装い、現場の住宅を訪れていました。 きょうの裁判では、佐々木被告が闇バイトに手を染めた理由が明らかに。 佐々木被告は「エックス」で「高額求人」と検索し、その投稿に「いいね」したことをきっかけに、やりとりが始まったといいます。 佐々木被告 「『明智光秀』と名乗る人とシグナルを交換したが、ホワイトとブラックどっちがいい?と聞かれて、ホワイトだったら書類の受け取りで2万円、ブラックだったら40万円と言われた」 佐々木被告は「ブラック」と選んでしまったといいます。動機は、「彼氏へのプレゼント」や「旅行に行くこと」。 彼氏に相談出来なかったのか問われると。 佐々木被告 「プレゼントや旅行はサプライズでしたかったので、彼に連絡するという手段は選ばなかった」 また、指示役に個人情報が伝わっていて、「家族に被害が出るのが怖かった」と訴えました。 宇都宮地検は、「それぞれが役割を果たして実行した組織的かつ計画的な犯行、悪質性が高い」として、佐々木被告らに懲役2年を求刑しました。 判決は来月16日の予定です。
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