次の20年に向け、さらなる飛躍を目指す--テラスカイ・佐藤社長
2025年に向けたIT企業のトップメッセージを紹介する。 テラスカイ 代表取締役CEO 社長執行役員 佐藤秀哉氏 2025年、テラスカイは20期という節目の年になります。設立以来、多くのお客さま、パートナー企業さまからのご支援、そして技術向上に対するたゆまぬ努力を続けてきた社員のおかげで、成長を続けることができました。心より感謝申し上げます。次の20年に向けて、さらなる飛躍を目指し、決意を新たに致しております。 2027年2月期には営業利益25億円という目標を掲げており、2025年はその達成に向けた重要な1年となります。この目標は、私たちが目指す未来への確固たるステップであり、挑戦的な目標ではありますが、必ず達成できると信じています。 しかしながら、私たちにとって最も重要な目標は、DXを進めるお客さまの課題を解決し、お客さま自身がさらなる成長を遂げていただくことです。お客さまのビジネスを深く理解し、最適なソリューションを提供することでお客さまの成功に貢献することが私たちの使命であり、これによって成長を続けてまいりました。この信念は今後も変わることはありません。 2025年には、引き続きお客さま企業のシステム内製化、データマネジメント経営を実現させるためのプラットフォームの構築、クラウドERPの活用促進、そしてこれら全てに対して、次世代の働き方に欠かせない生成AIを組み入れた提案を行ってまいります。私たちは、技術を最大限に活用し、お客さまのビジネスに新たな価値を創造してまいります。 技術力の裏付けとして、「Salesforce Agentforce」に対応した「mitoco Copliot」は、2024年に開催された「Salesforce Dreamforce」の「Demo Jams」で世界1位を獲得しました。mitocoシリーズには、「mitoco AI」やERP関連製品を近年注力して開発・販売をしていますが、私たちはこれらを日本初のIT製品のグローバルコンテンツとすることを目指し、成長させていく所存です。 2025年は、量子コンピューターの分野においても注目すべき1年となるでしょう。2024年は、量子コンピューター、特に当社子会社が注力している「FTQC:誤り訂正量子コンピューター」を取り巻く環境が大きく変化し、量子コンピューターの実用化が10年以上早まったという印象があります。各国がしのぎを削る量子コンピューター技術の開発競争は激化しており、2025年も多くの革新的な発表が期待されます。ソフト開発のQuemixとしては、量子コンピューターを活用した商品の研究開発を企業と共同で行い、新たなビジネスの創出を実現してまいります。