超攻撃的スタイル蓮舫「とうとう3位墜落の危機」迫る石丸…右から左までバラマキ合戦の大炎上都知事選
右から左まで主要候補すべてが「学校給食費無償化」を掲げている
それにしても、右から左まで主要候補すべてが「学校給食費無償化」を掲げている、小池候補についてはすでに実施しているという、バラマキ選挙になってしまっていることに、私は強い危機感を覚えている。かつて、維新の共同代表である吉村洋文大阪知事が「給食費無償化は共産党の主張だよ。ちょっとひどい。」(2019年3月18日、Xへの投稿)と批判していたが、まったくその通りだ。 無償化とは全額を税金で負担するという意味だ。自分の子どもの食べる食費をなぜ、自分たちで出すべきだという当たり前のことがわからないのか。 まず、すでに貧困家庭は給食費を払う必要がない。そして、無償化(実態は税金)によって、サービスの質が低下するのはあらゆるデータや過去の歴史が物語っているファクトだ。どうしてサービスの質が落ちるかについてはさまざまな要因がある。その一つは、自分たちで支払ったものについては、コストとパフォーマンスが把握しやすいが、公金から支出されれば、この給食費がいくらかかったのかが見えにくくなってしまう。だからこそ、維新の吉村知事の「給食費無償化は共産党の主張だよ」という指摘は正しいということだ(吉村氏はなぜか今になって給食費を全額税負担を本格実施させていっている)。
なんでもかんでも税金で無料にしたところで、現役世代がその支出を払わされる
なんでもかんでも税金で無料にしたところで、結局、現役世代がその支出を払わされるのである。給食費を税負担することが「次世代への投資」という政治家が増えてきたが、論理的(その税金を納めている多くは現役世代なのだから)にもありえない。子どもの給食もまずくなる。石丸候補にいたっては、安芸高田市でせっかく支出を絞ったのに、そこでできたお金をそっくりそのまま給食費に注ぎ込んでしまったわけだ。日本は、共産主義の国ではないのだから、自分の子どものごはんは自分で負担すべきだろう。 蓮舫候補が、小池知事のムダ使いを批判できているのは、プロジェクトマッピングぐらいなものではないだろうか。蓮舫候補の話を聞いていると、あらゆるものを税金を投入したり、規制を強化することで解決を図ろうとしていて、頭が痛くなる。
若い政治家がいいとか、女性がいいとか、どうでもいい
現時点で2番目の候補が、ムダ遣いや経済成長に絞って、小池候補を追い詰めてくれたら、本当にいい選挙戦になったのに。小池候補、蓮舫候補、石丸候補それぞれが、アカデミー賞でも狙っているのかというような劇場型の選挙戦になってしまったのは非常に残念である。若い政治家がいいとか、女性がいいとか、どうでもいい。言い方はかっこいいとかどうでもいい。政策でグイグイ争ってほしい。 小池候補の優位は揺らがないままだが、他候補においては、これからの終盤戦、プロジェクトマッピングのムダ遣いは、ディベートなどを通して撤回させてほしいものである。
小倉健一
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