超攻撃的スタイル蓮舫「とうとう3位墜落の危機」迫る石丸…右から左までバラマキ合戦の大炎上都知事選
「赤ちゃんの声を聞いて喪失感を覚えた」百合子…「蓮舫は泣いたんです」
盛り上がりを見せる東京都知事選挙において、各新聞は世論調査を6月29日、30日にも改めて行うであろうから、この石丸候補の猛追がどこまでの勢いで進んでいくのかに注目が集まるというものだ。 一般論として、改革派を標榜し無党派層の支持を集める候補者は、選挙終盤になって得票が伸びる傾向が強い。となれば、小池候補や石丸候補は終盤に行くに従って、蓮舫候補よりも伸ばしていく可能性がある。 選挙戦序盤が終わって振り返ると、小池候補の用意周到な準備に驚かされるばかりだった。序盤で、「AIゆりこ」を登場させると、自身のアラビア語を話す動画や「40代の頃に子宮筋腫が見つかり、子宮を全摘出しました」「正直、手術直後は隣の産科から聞こえる赤ちゃんの声を聞いて喪失感を覚えたものです」と告白する動画(6月19日)で注目を集めている。特に、この子宮全摘出の告白は、性の涙を誘うなどとSNSで話題になり、蓮舫候補を大いに刺激した模様だ。 翌20日に、応援演説に立った立憲民主党の辻元清美代表代行は「蓮舫は昨日、泣きました」と切り出し、「20年間、国会議員として尽くした力を今度は生まれ育った東京のために使いたい。だから立ち止まるわけにはいかない。次のステージに送り出してほしい…と言って、蓮舫は泣いたんです」「泣いた蓮舫ですけど、並々ならぬ決意でここに立っている」と「泣く蓮舫」のアピールに余念がなかった。
菅野志桜里「女性候補の応援演説にありがちで、私は嫌だった」
こうした選挙戦での「涙の蓮舫」のアピールについて、元衆院議員の菅野志桜里氏は「女性候補の応援演説にありがちで、少なくとも私は、候補者だったときすごく嫌だった。『強そうに見えても私の前で泣きました。彼女も人間なんです』アピールはありがた迷惑」とFacebookで批判をしている。 菅野氏の批判はその通りだと思うが、筆者は小池候補の子宮全摘出エピソードを10年以上前にも聞いたことがあり、当時と比べて非常に話が洗練されてきたな、という印象を持つ。女性有権者の心を揺さぶる「あざとい」話なのだが、それをあざとく見せないプロの手法を小池候補は身につけているということだろう。どこまでもしたたかな小池候補の術中に蓮舫陣営はハマってしまったようだ。
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