イスラエル軍がベイルート空爆、20人超死亡 停戦交渉にも影響か
レバノンの首都ベイルート中心部で23日朝、イスラエル軍による高層ビルへの空爆があり、少なくとも20人が死亡、66人が負傷した。レバノンの地元紙ロリアンなどが報じた。米国などの仲介で行われている、イスラエルとレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとの戦闘の停戦交渉に影響が出る可能性もある。 【写真】フェンスに囲まれたサッカー場でプレーする女子選手たち=2024年10月29日、ヨルダン川西岸バラタ難民キャンプ、今泉奏撮影 レバノンでは23日、東部や南部でもイスラエルによる攻撃があり、AFP通信のまとめでは、レバノン全土で少なくとも55人が死亡したという。 イスラエル軍とヒズボラの戦闘をめぐっては、米国が停戦案を提示。ホックスティーン米大統領特使が19日、ベイルートを訪問し、ヒズボラから委任を受けて停戦交渉の窓口となっているレバノン国民議会のベリ議長と会談。ホックスティーン氏は停戦が現実味を帯びているとの認識を示していた。
朝日新聞社