阪神ドラ1の伊原が4回途中4四死球2失点のKO…実力不足を痛感【日本選手権】
<第49回社会人野球日本選手権大会:Honda3-0NTT西日本>11月1日◇1回戦◇京セラドーム大阪 【一覧】阪神の指名者一覧 阪神からドラフト1位指名を受けたNTT西日本の伊原 陵人投手(智弁学園-大阪商業大)が先発。3回3分の1を投げ、5安打4四死球2失点で敗戦投手となった。 「調子自体は悪くなかった」と初回は自己最速タイの149キロを計測して三者凡退とまずまずの立ち上がりを見せる。 しかし、3回裏は先頭打者に四球を出すと、一死から安打を浴びて、一、二塁のピンチを招く。すると、2番・檜村 篤史(木更津総合-早稲田大)に中前適時打を打たれて、先制点を献上した。 さらに一死一、三塁から3番・鈴木 薫(文星芸術大付-國學院大)の左犠飛で追加点を献上。4回裏にも2安打と1死球で一死満塁のピンチを作り、ここでマウンドを降りることになった。 「打たれてしまったのは何かが足りないということ。まだまだ自分の実力不足かなと思います」と肩を落とした伊原。ストレートは走っていたが、やや制球を乱し、高めに浮いたボールを狙い打たれた。 「真っすぐで押していくのは自分のスタイルだったので、使っていかないといけない部分はありましたが、打者も対応できていたので、もう一つ工夫が必要だったかなと思います」 NTT西日本のユニフォームを着て戦う最後の大会は不本意な形で終わった。この悔しさはプロの舞台で晴らすつもりだ。 「大事なところを任せて頂いたにも関わらず、結果を出せてないというところが現状なので、自分のレベル不足は感じています。まだまだ足りたいところがいっぱいあるので、課題を一つずつ潰しながら、プロの世界で日本一を再び目指したいと思います」 NTT西日本で得た2年間の経験がプロの世界で活かされることを期待したい。