「私を救ってくれたさんまさん」中武佳奈子 27年ぶりの再会と愛あるメッセージで新たな挑戦を始めた現在地
■YouTubeは「ひとりでも心をラクにしてもらえれば」の思いで ── 佳奈子さんにとって、さんまさんは人生の大事なタイミングで背中を押してくれる存在なのですね。そんな思いから始めたYouTubeチャンネルのタイトルは『中武佳奈子は生きている』。なかなかのインパクトです(笑)。 中武さん: 驚いたのは、いまだにファンでいてくださる方がいること。本当にありがたいですよね。YouTubeチャンネルでは見てくださっている方がほっこりできる場所にしたいので、できるだけ前向きな言葉を発信するようにしていて、笑い多めです。自分の半生やそこから学んだことなど、いろいろと本音でお話していますが、いま苦しい状況に置かれている方が見ても、心がラクになるようなチャンネルにしたいですね。
人生にはいろんなつらい経験があるけれど、生きてさえいれば、いずれ笑えるときがきっとくるはず。私の経験を話すことで悩んでいる人を勇気づけられたり、頑張る力になれるなら、嬉しいです。 ── 以前、インターネットテレビ・ABEMAに出演されたときには、「機会があればタレント活動もやってみたい」とおっしゃっていましたね。 中武さん:オファーを頂けるのであれば、いろんなことをやってみたいです。必要とされるのであれば、どんどん出ていきますので、ご連絡をお待ちしています(笑)。
PROFILE 中武佳奈子さん なかたけ・かなこ。1982年、大分県生まれ。1988年から放送された人気番組『あっぱれさんま大先生』の出演メンバーの第一期生としてブレイク。その後も、ドラマやバラエティー番組、CMなどで活躍。28歳で芸能界を引退。現在は、YouTubeチャンネルで活動中。 取材・文/西尾英子 写真提供/中武佳奈子
西尾英子