「私を救ってくれたさんまさん」中武佳奈子 27年ぶりの再会と愛あるメッセージで新たな挑戦を始めた現在地
仕事もない、お金もないどん底を経験した中武佳奈子さん。不幸に突き進むなか、笑顔が生まれた瞬間、希望が宿ります。明石家さんまさんがはなったひと言、そして残したメッセージ。苦境のなか、中武さんが前を向けた貴重なエピソードを聞きました。(全5回中の5回) 【写真】懐かしい人の姿も!『あっぱれさんま大先生』の27年ぶりの同窓会(全7枚)
■偶然の再会から27年ぶりの番組同窓会が開かれて ── 昨年、『あっぱれさんま大先生2023同窓会スペシャル』が放送され、話題をよびました。リアルタイムで見ていた世代としては、大人になった皆さんの姿を見て、感慨深い思いがありました。メンバーが集まるのは27年ぶりだったそうですね。
中武さん:懐かしかったですね。メンバーやさんまさんとのトークに、当時の思い出がよみがえりました。山崎裕太くんや内山信二くんのように、芸能活動を頑張っている子もいれば、芸能界を離れて働いていたり、ママになっている子もいて。それぞれ道は違うけれど、私と違って立派に生きている人ばかりで、すごくキラキラと輝いて見えましたね。 ── 番組では「雑草を食べたりしている」と、自身の近況を明るく話されていらっしゃいました。
中武さん:全員がまっとうな人生を歩んでいたので、「これなら逆に、私みたいなのがひとりいてもいいんじゃない?」と思ったんです(笑)。 ── なるほど(笑)。同窓会スペシャルは、メンバー主導の企画だったそうですね。 中武さん:(山崎)裕太くんが旗振り役になって、企画をしてくれました。じつは、裕太君とは彼のインスタライブで偶然に再会したんです。ファンへの生電話企画で、たまたま一緒にいた私の友人が当選して、そのときに、数十年ぶりに会話をしたんです。
「いま何してんの!?」と言われ、自分の状況を伝えたら、「そんなことになってたんだ…」と驚かれました。関西に住んでいるので、当初は東京までの交通費が厳しくて、同窓会を辞退しようと思ったのですが、いったん立て替えてもらうことで参加することができました。いまも生活に余裕があるわけではないのですが、バイトと副業で生活が回るようになってきたところです。