ご当地グルメを味わいながら走る「グルメラン」話題に ── 団結力高める婚活チームも
すっかり趣味として定着しているマラソン・ランニング。各地ではさまざまなイベントが行われ、プロも参加する本格的な市民マラソンから、順位を競わないファンランイベントまで細分化されている。そんな中、一風変わったジャンルのマラソン「グルメラン」が話題となっている。その名の通りランとグルメが同時に楽しめるイベントで、未婚男女混合の「婚活チーム」も存在するなど、東京、大阪、千葉、埼玉などの都市で開催され人気だ。愛知県ではこのほど、愛・地球博記念公園 モリコロパークで「グルメラン in 愛知・モリコロパーク」が開かれた。果たして「グルメラン」とはどのようなものなのか。
ご当地グルメ屋台で試食しながら走る
「回数を重ねることで参加者層が変わってきました」とは、グルメラン実行委員会の高崎さん。「1回目に比べて女性の割合がとても伸びています。自分の走りを確認する方はもちろん、友人など親しい人と参加して思い出を共有するなど、さまざまな楽しみ方をされているようです。中には、仮装して走る方もいますよ。ランニング初心者の参加が多いため、より楽しく走りたいのでは」と続けた。 このイベント一番のお目当ては、やはり話題のご当地グルメが味わえること。十数店の屋台が会場に集結し、ゼッケンに付いている3枚の「グルメ券」を使うことで試食できる仕組みだ。 本会場での人気グルメは、「富士宮やきそば」や「富良野メロンパン」。毎回違う屋台が出店するため、常に新しい味に出会えるのも魅力だろう。ガッツリ肉系のメニューが多く、走るご褒美に持ってこいだ。
未婚男女シャッフル、団結力高める「婚活チーム」
ランカテゴリはひとりで10kmを走るほか、親子で走るファミリーマラソン、リレー形式で42.195キロを走るリレーマラソンがある。リレーカテゴリには「婚活チーム」があり、未婚の男女グループをシャッフルさせて、新たな男女混合チームを作るというもの。 前出の高崎さんによると、「婚活チーム、実はどの開催地でも女性の方が多いんです!数時間同じ目標に向かって団結力を高めていくので、通常の婚活イベントにはない魅力がありますよ」。なるほど、一緒に応援したり励まし合ったりすれば、相手のさまざまな表情に出会うことができそうだ。 2回目の参加という愛知県の女性二人は、「前回一緒のチームで走った男性とは今でも仲の良い友人。今回も友だちを探す感覚で参加している」とのこと。また過去のイベントでは実際に付き合ったカップルもいるんだとか。