日本でも抽選販売が決定!ムーミン80周年で注目される特別なムーミンマグは世界で8000個限定生産
ムーミンといえば、日本でも人気の高いキャラクターで、小説やコミックスはもちろん、アニメや映画、さまざまなグッズなど、長い間幅広く愛されている。そんなムーミンの物語が2025年に80周年を迎え、アニバーサリーイヤー限定のスペシャルなマグカップが登場する。 【画像】80周年の貴重な限定マグのデザインを見る ■ハンドペイントの貴重な限定マグは抽選販売 ムーミンの物語が来年80周年を迎える。1作目の小説「小さなトロールと大きな洪水」が出版されたのは第二次世界大戦直後。ムーミンの作者であるトーベ・ヤンソンが個性的なキャラクターたちや、ドアに鍵がかからない、誰もがありのままの姿で歓迎される場所であるムーミンやしきを描いている。 その後のムーミンの物語の中でも、新しい家族や移住者、訪問者、助けを求める人々を受け入れる、誰もがくつろげる場所となっていったムーミンやしき。ムーミンの物語の中でも欠かせない存在になっている。 そして、ムーミン80周年を祝って発売されるマグカップには、そんなムーミンやしきがハンドペイント、つまり手描きで描かれる。その数、全世界で8000個というとても貴重なマグ。カップの底にはムーミン80周年を記念した特別なバックスタンプが入り、1から8000までのシリアルナンバーも入っている。 ■日本でも人気の「ムーミン アラビア」のマグ この特別なマグカップは、フィンランドで1873年に創業したテーブルウェアブランド「アラビア」によるもの。1950年代からムーミンとのコラボレーションが続いていて、フィンランドはもちろん、日本にも多くのファンを持ち、コレクターも多い。 ムーミンたち、キャラクターそれぞれを描いたマグや、サマー、ウィンターといった季節ごとに限定デザインが出るなど、これまでに100種以上ものマグが登場。フィンランドではどの家庭でも必ず持っていると言われるほど、おなじみのアイテム。これまでも数量限定で販売された特別なマグカップはいくつかあったが、今回は数量だけでなくハンドペイントという付加価値も付く。 描かれるムーミンやしきについて、「ムーミン アラビア」のグローバルPR&コミュニケーションズ マネージャーのミルカ・パーシカンガスさんは「愛と友情、そして一体感の象徴となっています。これらは、私たちムーミン アラビアがムーミン80周年のお祝いに反映し、共有する価値観です」と話す。 ■日本でも買える!2025年に抽選で販売 この特別なマグに描かれるのは、「小さなトロールと大きな洪水」の物語で登場した、ムーミンの物語の舞台でもあるムーミンやしき。マグは「Home(ホーム)」と名付けられ、シリアルナンバーの入った8000個が世に出ることになる。フィンランドのファーストレディ、スザンヌ イネス=ストゥブにシリアルナンバー1、トーベ・ヤンソンの姪であるソフィア・ヤンソンにナンバー2が贈られることはすでに決まっているので、残りの7998個が抽選で世界中のラッキーな誰かの手に渡る。 気になる日本での販売だが、現時点では日本での販売数や価格、抽選の時期、抽選方法などは明らかになっていない。優しいピンク色がベースとなり、手描きならではの風合いが印象的なマグ。当選する確率がどのぐらいになるのかわからないが、かなりの倍率になることが予想される。 ■赤十字社とのコラボレーションアイテムも登場 記念マグのほかに、「ムーミン アラビア」と赤十字社が提携し、困窮している人々への寄付のためにマグカップやミニマグ、ミニプレートも2025年春に日本限定で販売予定。商品1点が販売されるごとに1ユーロが赤十字社に寄付され、国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)の人道支援活動に役立てられる。 こちらのコレクションは「Home at Last(ホームアットラスト)」と言い、トーベ・ヤンソンのコミックス「ムーミン谷への遠い道のり」(1955年)が元になっている。これは、第1作の「小さなトロールと大きな洪水」の物語と似ていて、ムーミンママとムーミンパパがムーミンを海の波から救い、その彼が長い間行方不明だった息子であることに気づき、家族は再会して一緒に家に帰るという内容。 描かれているのは、ムーミンを抱きしめるムーミンママ、それを見守るムーミンパパという、家族の愛や絆を感じる、温かい気持ちになれるワンシーン。こちらも価格などは未定だが、通常販売アイテムとなる。 ムーミン80周年のお祝いでは、特別な商品の販売や限定イベント、世界各地でのコラボレーションなど、これから続々と実施予定。限定マグの詳細とともに期待が高まる。 (C)Moomin Characters