レーズンパンの創作競う 決戦に技術者ら集結 12作品が受賞、商品化へ
カリフォルニア・レーズンを使ったパンの創作を競う「第32回 カリフォルニア・レーズン ベーカリー新製品開発コンテスト」の最終審査が6月14、15の両日行われた。 新製品の開発とその商品化を目的に、カリフォルニア・レーズン協会駐日事務所が主催する催し。32回目となる今回は、工場での大量生産・包装販売向けの「量販製品部門」と、主に店内製造向けの「オールスクラッチ製品部門」に加え、新設された「育成機関部門」の3部門で作品を募集。全国から136作品の応募があった。
書類審査を通過した製パンのプロら21人が最終審査に臨み、作品の製作と審査員へのプレゼンで競い合った。審査員長を務めた協会のジェフリー・マクニール駐日代表のほか、製パン技術関係者6人が審査。また特別審査員として宇宙飛行士の若田光一さんが参加した。 「カリフォルニア・レーズン大賞」に選ばれたのは、グランソールベーカリー渡邊智紀氏の「レザン・マリアージュ 赤と白の融合」、東京ポンパドウル市野瀬政喜氏の「Cheer raisins」。このほか各部門から合計12作品が受賞した。 ファイナリスト21人には楯が授与されたほか、副賞としてレーズンの一大産地であるカリフォルニア州フレズノへの研修旅行などが贈られた。量販製品部門とオールスクラッチ製品部門の受賞作品は商品化され各地の店舗で売場に並ぶ予定だ。