【助けて! てぃ先生】おしたくがスムーズに進みません
【テレビやSNSで大人気】今どきのママパパに圧倒的に支持されているカリスマ保育士・てぃ先生の子育てアドバイス本第3弾『子どもにもっと伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てのみんなの悩み、お助け中!』ができました! テレビやSNSで大人気、今どきのママパパに圧倒的に支持されている現役保育士・てぃ先生。そんなてぃ先生のSNSには、毎日膨大な数の悩みや相談が届くといいます。 本連載では、そんなママパパたちに向けて、正論だけではない、すぐに使えるリアルな回答をお伝えしていきます。 ● 【みんなの悩み】おしたくがスムーズに進みません 着替えや歯みがき、手洗いなどが超大変です。自分から進んでやってくれるようになる方法はありますか? ● 【てぃ先生の答え】「言われたからやる」は習慣にならない 朝起きて顔を洗う、歯をみがく、着替える、お外から帰ったら手を洗うなどの生活習慣は、自分から取り組みたくなるような仕掛けがないと身につきづらいです。言われたからやる、怒られるからやるといった動機は、その人がいないと成り立ちません。いずれ小学生や中学生になったとき、自分の判断でやらない選択をとるようになります。 ● おしたくボードがおすすめ! そこで、まずは子どもに、「自分が何をしているか」の意識づけをしてもらうといいと思います。そのときおすすめなのがおしたくボードです。 おしたくボードは「てあらい」「はみがき」「おきがえ」など、やるべきことやおしたくの内容がイラストで描かれたマグネットを、ボードに貼っていくもの。手づくりしてもいいですし、最近は、市販の安価なものもたくさん出ています。 ボードの真ん中に線を引いて、「できた」「これから」のスペースに分け、できたものを「これから」から「できた」のスペースに子ども自身が貼り替えるようにするとわかりやすいです。子どもはやるべきことがビジュアルで理解できますし、ちょっとしたゲーム性もあり、取り組んでくれやすくなると思います。言葉で何度も言われるよりも、視覚で認知したほうがわかりやすいんですね。 ● 子どもの行動の実況中継もしてみよう おしたくや生活習慣を身につけるには、ママやパパが、子どもがしていることを実況中継するのもおすすめです。 「今、◯◯くんはおズボンをはこうとしています。右足、左足、どちらからはくんでしょうか!?」 「おーーーっと! 左足からだーー!」 「これは驚きました。なんと5秒ではくことができました!」 というふうに、子どもがしていることを実況すると、自分が今何をしているかわかりますし、そのことに集中することができます。 道具も何もいらない、すぐにできる方法ですし、何より楽しくおしたくが進むので、ぜひ試してみてください。 本原稿は、てぃ先生著『子どもにもっと伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てのみんなの悩み、お助け中!』からの抜粋です。この本では、子育てがラクになって、親子とも幸せになるテクニックを紹介しています。
てぃ先生