二軍が増えるのは大歓迎だが心配もある【川口和久のスクリューボール】
鳥取にもチームを
宮崎なら二軍本拠地に必要なものはすべてそろっている
11月23日、香川県で野球教室をやった。定員150人に250人以上の応募があったというが、当日も、すごく活気があった。もともと野球が盛んな地域ではあるが、巨人にドライチで入団した高松商高の浅野翔吾の影響もあるんじゃないかな。身近な選手のプロ入りは子どもたちに夢を与えるからね。 鳥取で暮らすようになって、あらためて感じたことだけど、野球はプロスポーツとして間違いなく日本の最高峰にあるが、地域密着に関しては、サッカー、バスケットボールに比べ遅れている。サッカーもバスケも組織として戦略的に地域密着、要は裾野を広げる動きをしているが、プロ野球は、それがほとんどない。 それどころか、最近は一軍の地方開催も減ってきた。昔は二軍だけじゃなく、一軍も地方ゲームがたくさんあって、俺のカープ時代で言えば、市民球場よりずっとお客さんが入っていることもあった。これは球団の努力で、それだけ本拠地でしっかり収入が見込めるようになったからではあるが、もったいなさもある。実際に足を運んで見て、声援に選手が手を振って返してくれたりすると・・・
本文:1,306文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
週刊ベースボール