「対策を丸投げ」電動キックボードLUUP「交通違反は通報を」他人事回答にあふれる憤激「警察をコールセンター扱い」
《昨日の夜中散歩してたらluup乗った人がパトカーの目の前で歩道をそれなりの速度出して走ってって、直後にサイレン鳴らされてたのを見た 本当にいるんだなああいうの》 【画像あり】電動キックボードLUUPの交通ルール 《4車線道路の一番右車線走ってるLUUPいて渋滞作ってる。ヘッドホンしてるしw》 昨今、X上で目立つこうしたポスト。電動キックボードシェアサービス「LUUP」の危険運転について指摘する投稿だ。かねて同サービスの利用者の危険性については、取りざたされてきた。 もちろん、近場で少し移動したいときにキックボードを簡単にシェアできるこのサービスが便利なのは言うまでもない。だが、路上を縦横無尽に走り回る電動キックボードが、ドライバーや歩行者から顰蹙を買っているのも事実だ。 そんななか、10月19日、ニュースサイト「弁護士ドットコム」が「LUUP」の危険運転について取り上げた。違法行為である2人乗りや飲酒運転、さらに歩行者との接触、歩道での危険な走行など、日常で見かけるLUUPの危険性について、運営会社である株式会社Luup広報に質問。すると、驚きの返答が寄せられた。 《利用者による交通違反を見かけた際には、警察への通報をお願いしております。『時間』『場所』『どのようは(編集部注:原文ママ)違反だったか』等を最寄りの交番、あるいは警察署へご連絡をいただきますようお願いいたします》 まさかの警察に丸投げという対応に、Xでは憤激の声が巻き起こっている。 《これ、目撃者が一斉に110番したら回線パンクしてしまうのではないだろうか? っていうか、対策を警察に丸投げするのも酷い。》 《警察に通報しろって、、、安全に対するコストを外部に丸投げして,自分だけ利益を得てるのキモい》 《LUUPで危ない奴いたからクレーム入れようと思ったら警察をコールセンターにしようとしてて泣く》 LUUPは、今年6月から「LUUPの安全・安心アクションプラン2024」を開始している。公式サイトによると、 (1)交通ルールの理解・浸透度合い、啓発活動の認知度調査 (2)交通違反点数制度による違反者の厳罰化推進 (3)ヘルメット着用推進に向けた取り組み (4)安全な走行をサポートする「ナビ機能」の全国展開 の4つが主眼。(2)の交通違反者の厳罰化では、違反点数が一定以上になるとアカウントが30日間凍結され、さらに凍結明けに再び捕まると無期限で利用不可になるという。 「飲酒運転やひき逃げなどの場合は一発で利用不可になるといいますが、実際に凍結されたアカウント件数について、先の記事で尋ねられた同社は『非公開』と答えています。違反ユーザーの把握についても、具体的な方法は非公開としているんです。 これでは、違反の実態はほぼわからないですよね。同社は車両の転倒ログはすべて取得しており、GPS位置情報や車速情報とあわせて事故車両を分析しているといいますが、数字で出てこない。 10月には、社外監査役として元警視総監の樋口建史氏を招いていますが、これについても《天下り》《ズブズブ》と批判を招いています。自転車の法規制が強化されたいま、LUUPも規制されるべきとの声が高まっています」(事件担当記者) 重大な事故が起こらない限り、変わらないのだろうか。