イギリス訪問中の雅子さま、皇后だけに着用が許される「特別なティアラ」を初めて着用
イギリスを訪問中の天皇、皇后両陛下は6月25日(現地時間、日本時間26日朝)、バッキンガム宮殿で開催されたチャールズ国王夫妻の主催による晩さん会に出席されました。 【写真】「皇后の菊のティアラ」をお召しに! イギリスご訪問中の天皇、皇后両陛下のフォトギャラリー きらめく素材のホワイトのドレスに身を包み、ダイヤモンドのネックレスを着用された皇后雅子さまは、「皇后の菊のティアラ」をつけて、この晩さん会に臨まれました。 ダイヤモンドが輝くこのヘッドピースは、英語では「Imperial Chrysanthemum Tiara(インペリアル・クリサンテマム・ティアラ)」と呼ばれ、皇后だけに着用が許されるもの。雅子さまが使用されるのは、今回が初めてのことでした。 公式行事である国賓を迎えての晩さん会のドレスコードは、最も格式が高い正礼装の「ホワイトタイ」です。出席するロイヤルレディは、ボールガウン(正装のロングドレス)とティアラを着用することになっています。 天皇、皇后両陛下の国賓としての滞在初日となった25日の午前中には、ロンドン中心部の「ホースガーズ・パレード」で歓迎式典が行われ、チャールズ国王夫妻のほか、ウィリアム皇太子も出席しました。 雅子さまは、白の装いで登場したカミラ王妃とカラーコーディネートしたような美しいレースのコートドレスをまとい、式典の会場に姿を見せられました。 その後、両陛下はウェストミンスター寺院を訪問。このとき雅子さまは、ネイビーのパイピングを効かせたホワイトのスカートスーツを着用されました。 国賓としてのイギリス滞在は、25日から27日までの3日間となっていますが、両陛下は22日にロンドンに到着後、ほかにもいくつかの場所を訪問されています。 天皇、皇后両陛下のイギリスへの公式訪問は2020年春に予定されていましたが、新型コロナウィルス感染症の世界的な流行を受け、延期されていました。 その後、両陛下は2022年9月に行われたエリザベス女王の葬儀に、そろって参列されました。天皇陛下にとってはこのときが、2019年に即位されて以来、初の外国訪問となりました。 なお、両陛下は28日にはプライベートで、思い出の地であるオックスフォードに向かわれます。陛下が1983年から1985年まで学ばれたマートン・カレッジと、雅子さまが1988年から1990年に在籍され、国際関係学を専攻されたベリオール・カレッジを訪問されることになっています。
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