【MLB】リンドーア逆転満塁弾 メッツが3勝1敗でフィリーズ撃破 9年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出
地区シリーズ第4戦【フィリーズ1-4メッツ】@シティ・フィールド
日本時間10月10日、フィリーズ対メッツの地区シリーズは第4戦を迎え、地区シリーズ突破に王手をかけているメッツが1点ビハインドの6回裏にフランシスコ・リンドーアの満塁弾で逆転に成功。4対1でフィリーズを破り、3勝1敗で9年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。メッツ3番手のデービッド・ピーターソンが2回1/3を無失点に抑える好リリーフで勝利投手となり、4番手のエドウィン・ディアスはセーブを記録。フィリーズ2番手のジェフ・ホフマンが敗戦投手となった。 【動画】メッツのフランシスコ・リンドーアが逆転グランドスラムを放つ レンジャー・スアレスとホセ・キンタナの両左腕の投げ合いで始まった一戦は、メッツが初回に一死満塁のチャンスを迎えたものの、二者連続三振で無得点。2回裏にも無死1・2塁のチャンスがあったが、フィリーズ先発のスアレスが踏ん張り、メッツは先制点を奪うことができなかった。 そうした試合の流れのなかで、先制したのはフィリーズだった。4回表に一死2・3塁のチャンスを迎えると、アレック・ボームの打球を三塁マーク・ビエントスが処理できず、タイムリーエラーとなってフィリーズが1点を先制。しかし、フィリーズはこのチャンスで1点しか奪えず、試合は1点差のまま前半5イニングを終了した。 6回表、メッツは先発のキンタナが先頭のブライス・ハーパーに二塁打を浴びたところで2番手のリード・ギャレットを投入。二死1・2塁の場面では3番手のピーターソンを投入し、ブライソン・ストットをファーストゴロに打ち取ってフィリーズに追加点を与えなかった。 すると、6回裏に無死満塁の大チャンスが到来。フランシスコ・アルバレスがショートゴロに倒れたところでフィリーズは2番手のホフマンに代えて3番手のカルロス・エステベスを投入したが、リンドーアがエステベスの4球目、外角寄りの4シームをとらえ、右中間に逆転グランドスラムを叩き込んだ。 7回裏無死1・3塁のチャンスで追加点を奪えなかったメッツだが、3番手のピーターソンが2回1/3を無失点に抑えると、3点リードの9回表は守護神ディアスを投入。ディアスが走者を出しながらも試合を締めくくり、2015年以来9年ぶりとなるリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。 なお、メッツはワイルドカード・シリーズでブリュワーズを破っているが、過去にポストシーズンでブリュワーズを破ったチームは必ずワールドシリーズに出場している。その不思議な「ジンクス」が継続されるまで、メッツはあと4勝だ。