モノトーンでシックに魅せるドルチェ&ガッバーナ──特集:ロングがショートか。2024-25年秋冬のアウター選びはどっちだ?
「Re-Edition」と銘打ち展開したプレコレクション。ブランドイメージを確立するに至った過去のアイコニックなアイテムをモダンに再定義したアイテムが出揃った。 【写真を見る】それぞれのプライスとディテールをチェック!
ミリタリーテイストを都会的にアップデート
今秋冬で注目したいのが、過去のアーカイブをモダンに蘇らせたプレコレクション。テーマは「Re-Edition」。ブランドイメージを確固たるものにした2000年代のアイテムを中心に、今の時代にフィットするようモダナイズされている。パワフルな存在感あるミリタリーアイテムが中心となり、例えばピーコートはボクシーなシルエット、MA-1は樹脂加工を施すなどし、テクニカル素材で今っぽく表現。インスピレーションを受けた年のラベルが縫い付けられたものもあり、ルーツを改めて感じられるコレクションとなっている。 ■BOMBER BLOUSON ハリ感のある表地は、樹脂加工を施したリネンキャンバスによるもの。丈は短く、袖はたっぷりとボリュームを持たせて、コントラストのあるフォルムで表現している。ハイウエストのトラウザーズなどと合わせれば、今どきなAラインシルエットに。左袖にはロゴパッチ付きのポケットを備え、機能的なムードを高めている。 ■DOUBLE BRESTED PEA COAT 「Re-Edition」はアーカイブを参照し、左袖口にインスピレーションを受けた年を記載したラベルが付いているアイテムだ。こちらのPコートは、2011-12年AWのものがベースになっている。素材はカシミヤ混のメルトンウールで、ボクシーなシルエットが特徴。キルティングの裏地付きで、防寒性もしっかりと考慮されている。 ■DOUBLE BRESTED LONG COAT ブラックのウール混のロングコートは、生地をたっぷりと用いたリラックスシルエットで表現。歩く度に裾がエレガント揺れて、上品なイメージを演出できるのだ。エポレットに加え、折り返したダブルカフスなど、クラシックでミリタリーライクなディテールを取り入れ、ラギッドなスパイスを効かせた。 ■QUILTING BLOUSON ナイロン混のテクニカルファブリックで仕立てたブルゾンは、キルティング仕立てのグレーカラーでミリタリーライクな雰囲気を演出。すっきりとしたシルエットかつショート丈ゆえ、スマートな軽快さを醸し出す。また、スナップボタンもオリジナルでブランドロゴを刻印。細かいところまで抜かりなく仕上げた。 ■ドルチェ&ガッバーナ ジャパン TEL:03-6833-6099
文・オオサワ系、森下隆太 写真・高橋絵里奈 スタイリング・安倍拓志 編集・岩田桂視(GQ)
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