久喜市などで発生の連続不審火62歳 男を追送検/埼玉県
ことし8月に、久喜市や桶川市などで相次いだ不審火事件で、店舗などに火を放った疑いで、すでに逮捕・起訴されている62歳の男について、県警は新たに、5件の放火未遂事件を起こした疑いで追送検しました。 追送検されたのは、久喜市菖蒲町小林の無職・大熊文男容疑者(62)です。 大熊容疑者は、久喜市菖蒲町の事務所を兼ねた倉庫にある段ボールに火を放つなど、8月6日までに起きた5件の放火未遂事件に関与した疑いが持たれています。 大熊容疑者は、同じ8月に久喜市や桶川市などで起きた8件の連続不審火事件についても、これまでに放火などの疑いで5回逮捕され、その後、起訴されています。 一連の不審火は、半径およそ4キロの範囲で起きていて、大熊容疑者が送検された事件は合わせて13件になりました。 このうち、住宅に火を放った容疑については“自供して有罪になれば刑期がのびる”という趣旨の供述をし、否認しています。 一方、ほかの事件は、「金銭に困窮し、そのいらいらをはらすためにやった」と容疑を認めています。 警察によりますと、大熊容疑者は母親から小遣いをもらって生活していたということです。 母親はことし7月に亡くなっていて、警察は、大熊容疑者が8月に入って金銭に困窮しだしたとみています。
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