まさかの“試練”も…「育成落ち」から這い上がったドラ1戦士(2)高卒1年目オフに“降格”も
プロ野球の世界では、ドラフト1位で入団した選手には特に大きな注目が集まる。入団時には栄光を掴んだかのように見えるが、故障や成績不振により、育成契約となる選手も少なくない。ここでは、育成契約から支配下登録を勝ち取り、再び一軍の舞台で躍動しているドラフト1位入団の現役選手を紹介したい。(※今季成績は6月27日時点)
堀田賢慎(読売ジャイアンツ)
·投打:右投右打 ·身長/体重:186cm/88kg ·生年月日:2001年5月21日 ·経歴:青森山田高 ·ドラフト:2019年ドラフト1位 異例となる高卒1年目のオフに育成契約となった堀田賢慎。高卒3年目に支配下復帰し、今季は飛躍の足掛かりを掴もうとしている。 青森山田高から2019年ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団。しかし、新人合同自主トレーニング期間中に右肘の違和感を訴え、プロ入り早々に右肘手術を決断。その影響で入団1年目のオフに育成契約となった。 高卒3年目の2022年3月に支配下復帰すると、そのまま開幕ローテーション入り。同年は8試合の登板で2勝3敗、防御率6.29と結果を残せなかったが、プロでの第一歩を切った。 昨季も一軍では苦しんだが、今季はリリーフで開幕一軍スタート。救援で好投を続けると、先発ローテーションの座を勝ち取った。 先発転向後はまずまずの投球を見せていたが、6月12日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦では3回途中5失点で降板となり、翌日に二軍降格となった。 光るものを見せていただけに、再びチャンスを掴みたいところだ。
ベースボールチャンネル編集部