東洋大が“新潟内定注目対決”制し初の決勝へ!!桐蔭横浜大に攻勢続け後半33分にMF増田鈴太郎が決勝弾
[12.25 インカレ準決勝 桐蔭横浜大0-0東洋大 栃木県グリーンスタジアム] 第73回全日本大学サッカー選手権(インカレ)の準決勝で、東洋大(関東3)が桐蔭横浜大(関東7)を1-0で下して、初の決勝に進出した。決勝はこのあと行う準決勝第2試合の明治大対新潟医療福祉大の勝者と対戦する。 インカレもベスト4の戦いに突入。関東勢3校と北信越から1校が進出した戦いで、第1試合は桐蔭大と東洋大の関東勢対決となった。今季のリーグ戦対戦成績は1勝1敗。準々決勝で4得点を決めた桐蔭大MF笠井佳祐(4年=関東一高/新潟内定)と東洋大DF稲村隼翔(4年=前橋育英高/新潟内定)の新潟内定“ほこたて”対決にも注目が集まった。 試合は東洋大が序盤から攻め続ける展開になった。しかし前半33分にエリア内からFW村上力己(3年=尚志高)が放ったシュートがDF飯島大地(2年=桐蔭学園高)に当たってディフレクションしたボールは左ポストに当たって外れる。同44分にはMF中山昂大(4年=大宮U18/大宮内定)がエリア内を巧みに突破。こぼれ球にMF新井悠太(4年=前橋育英高/東京V内定)が詰めるも、DF大川和貴(4年=西武台高)にかき出されてしまった。 後半も東洋のペースは続く。開始30秒で東洋は新井のクロスにMF増田鈴太郎(4年=東海大相模高)が走り込むも、シュートはわずかに左に外れる。同23分には DF山之内佑成(3年=JFAアカデミー/柏内定)の左クロスにMF湯之前匡央(3年=柏U-18)が飛び込んで決定機を迎えるが、ヘディングシュートでゴールネットが揺れることはなかった。 しかし後半33分、ついにスコアが動く。右サイドでCKを獲得した東洋大は、湯之前が蹴ったボールをゴール中央にいた増田が合わせて先制点になる。これが決勝点になって東洋大がインカレでは初の決勝に進出。2年ぶりの決勝進出を狙った桐蔭大は、東洋大の固い守備に最後まで苦しんで、4強で敗退が決まった。
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