金沢学院大付・北一真監督、「高校時代に負けている。自分のせいで負けたんで。リベンジを」静かに闘志燃やし大会初勝利【全国高校サッカー】
◇29日 第103回全国高校サッカー1回戦 金沢学院大付(石川)0―0(PK4―3)鹿児島城西(等々力) 初出場の金沢学院大付は8大会ぶり8度目の出場となる鹿児島城西に0―0で突入したPK戦を4―3で制し、創部32年目で全国選手権大会初勝利を飾った。31日の2回戦で帝京(東京B)と対戦する。 金沢学院大付サッカー部に新たな歴史を刻む大会初勝利に導いた北一真監督(43)の視線は既に2回戦でぶつかる伝統校に向けられていた。 北監督は、同じ石川県のライバル校でもある星稜出身の元JリーガーのGK。高校時代に第78回大会に出場し、今でも脳裏に焼きついている存在が帝京だ。浦和などで活躍した元日本代表FW田中達也らを擁した名門と3回戦で対戦し、2度ゴールネットを揺らされて敗れた。「高校時代に負けている。自分のせいで負けたんで。リベンジしたい」。静かに闘志を燃やした。 帝京が出場した28日の開幕戦もチェック済み。ボールをつなぐスタイルも似ており、自身25年越しの”因縁マッチ”に向けて「自分たちのサッカーでインパクトを与えたい」と気合を入れた。
中日スポーツ