ピコレッドあわや落馬のシーンを乗り越えてV 木幡巧也「余裕があると考えていい」【東京4R・2歳新馬】
10日の東京4R・2歳新馬(ダート1300メートル)は、ヘニーヒューズ産駒で木幡巧騎乗の2番人気ピコレッド(牡・牧)が2番手追走から押し切って勝利した。勝ち時計は1分20秒1(良)。祖母はスプリント重賞5勝のシーイズトウショウで、母系からは2021年のJpnⅡ名古屋グランプリ勝ち馬ヴェルテックスなどが出ている。 レースではスタートから積極的に位置を取りに行き、直線は逃げ馬を早めに捕まえる強気の競馬。大型馬らしく、追えば追うだけグングン加速し、後続を封じ込んだ。追いすがるピーターライズに1馬身差の快勝だ。 自厩舎での新馬勝ちに木幡巧は「調教の感触から勝ち負けだと思っていました。センスも感じていたので強気に前々で運んで、外から人気馬が来て追い出したら、さらに脚を使ってくれました」とパートナーをたたえた。 ただ、肝を冷やすシーンもあった。抜け出して後続を引き離しにかかった残り100メートル付近では大きくつまずき、あわや落馬というアクシデント。「物見をして飛ぶところがあったけど、それだけ余裕があると考えていいと思いますね」と鞍上はハプニングを乗り越えての勝利をむしろ高く評価していた。
東スポ競馬編集部