【MLB】レイズのスプリングスとフェアバンクスの両投手がトレード市場で注目株に 投手価格の高騰も影響か
レイズは今夏のトレード・デッドラインで最も積極的に動いたチームの1つだった。投打の主力だったザック・エフリンとランディ・アロザレーナだけでなく、イサーク・パレイデス、アーロン・シバーリ、フィル・メイトン、ジェイソン・アダム、アメッド・ロサリオ、ショーン・アームストロングといった選手たちを次々に放出。また、オフシーズンに入ると、11月にはホセ・シリをメッツへトレードした。しかし、どうやらレイズのトレード攻勢はまだ終わっていないようだ。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ 「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者が報じたところによると、レイズの先発左腕ジェフリー・スプリングスと救援右腕ピート・フェアバンクスがトレード市場において注目を集めているという。FA市場では中堅クラスの投手が続々と契約を決めているが、価格の高騰が目立っており、そうした事情もスプリングスやフェアバンクスへの関心を後押ししているとみられる。 スプリングスは4年3100万ドルの契約があと2年残っており、2027年は年俸1500万ドルの球団オプションとなっている。トミー・ジョン手術のリハビリのため、今季は7月末からの登場となったが、7試合に先発して2勝2敗、防御率3.27とまずまずのパフォーマンス。2022年には135回1/3を投げて9勝5敗、防御率2.46の好成績を残した実績もある。先発投手の補強を目指す球団にとって、魅力的な選択肢の1つであることは間違いない。 一方のフェアバンクスはレイズと3年1200万ドルの契約を結んでおり、来季がそのラストイヤーとなる(2026年は年俸700万ドルの球団オプション)。こちらもFA市場での補強よりも安価な契約であり、人気を集めているのもうなずける。今季は故障の影響もあって奪三振率が大幅に低下したが、46試合で3勝3敗23セーブ、1ホールド、防御率3.57とまずまずの働き。安価なクローザー候補として、獲得に乗り出す球団は出てくるはずだ。