栗原陵矢に近藤健介に山川穂高、投手では尾形崇斗に松本裕樹 侍ジャパン井端弘和監督がWBC連覇見据えてソフトバンク勢に期待
野球日本代表「侍ジャパン」の井端弘和監督(49)が西日本新聞のインタビューに応じ、2026年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の連覇に向けた重要な1年を見据えて、昨季小久保裕紀監督の下で4年ぶりにパ・リーグを制したソフトバンク勢に大きな期待を寄せた。 ■「あの小さかった真凜ちゃんが…」秋山幸二さん長女が花嫁姿【写真】 昨秋の国際大会「プレミア12」では決勝で台湾に惜しくも敗れたが、21年東京五輪以来の日本代表に選出された栗原陵矢栗原が存在感を示した。全9試合中7試合で5番スタメン出場。うち6試合はフル出場で、1次リーグのキューバ戦で勝ち越し犠飛を放つなど2度の決勝打をマークした。勝負強い打撃で堂々主軸の働きを見せた。 井端監督は「どんどん振っていける彼の持ち味は、国際試合に必要。うまく後ろにもつないでくれた。簡単に追い込まれて、自分の打撃ができないというのはよくあること。それを自分から積極的にいける。十分な働き」とたたえる。同時にチームに明るいムードをもたらすキャラクターにもうなずく。「チームをうまく盛り上げてくれた」とスラッガーのWBC出場にも期待が高まる。 2023年大会の世界一メンバーでもある近藤健介や山川穂高にも熱視線を送る。昨季打率3割1分4厘で首位打者の近藤には「代表に初選出された時から僕も携わってますが、年々打撃技術も上がってきました。好不調がある中でもなんとかしてくれる選手。当然必要な選手」とたたえる。 昨季34本塁打と99打点で「2冠」に輝いた山川には「右の大砲としたら球界トップ。長打を打てる打者は、十分必要な選手であるのは間違いない。守備も非常に柔らかくて、うまいというところでは、当然来てほしい選手であるのは間違いない」とうなずいた。 投手で注目しているのは25歳の尾形崇斗だ。DeNAとの日本シリーズではチーム最多4試合に登板。貴重な経験を積んだ右腕には「日本シリーズでもいいストレートを投げてました。もう1年あるっていうところでは、もう(レベル)1つ上がってくれば、十分ね候補になるのは間違いない」とする。松本裕樹に対しても「途中まで(プレミア12の日本代表に)入れたいと思ってたところだったんですけど、けがをしてというところがあったので」と話した。 来オフに控える大舞台に向けて「プレミアでは優勝を目指したんですけど、決勝で負けてしまったっていうところでは大いに反省しないといけないのかなと思う。次のWBCには必ず生かさないといけないし、また優勝目指して頑張ろうかなと思う」と3月や今秋の強化試合も含めて、選手の見極めを進めていく。 【#OTTOソフトバンク情報】