“平成の園遊会”名場面の数々 時代を彩った人たちとの触れ合い【皇室 a Moment】
――そのような流れで、いよいよ著名な方々へのお声かけが行われるんですね。 はい、テレビカメラがある場所にはあらかじめ選ばれた著名人とその配偶者などが並んで、その人たちにマイクがつけられています。 ――招待客の方にマイクがあるから、貴重なやりとりを私たちも聞くことができるんですね。 はい。平成の時代の招待客は一回1700人ほど。カメラが捉えるのはごく一部ですが、時代を映し出す華やかな招待客とのやりとりがいろいろありました。特にオリンピックのメダリストは毎回、大きな話題になりました。 ◇
■大きな話題に 五輪メダリストを招待
小平奈緒さん「500mで金メダルをとらせていただきました、おかげさまで」 上皇さま「良かったですね、本当にね」 美智子さま「立派でございましたね」 小平さん「また主将もやらせていただいて、百花繚乱というテーマを掲げさせていただいたんですけれども、本当に選手の皆さんががんばって、それぞれの競技で本当にきれいな花を咲かせてくださいました」
上皇さま「ずいぶん練習を重ねられたんでしょうね」 羽生結弦さん「そうですね、ケガをしてしまったので直前はなかなかうまく練習ができなかったんですけれども、それまでにいたる過程でたくさん練習は積んでこられたなというふうには思っています」 上皇さま「ああ、そうですか」 上皇さま「(ケガに)気をつかっての練習だった?」 羽生さん「はい。学ぶこともとても多く、練習ができない期間も学べることがたくさんあったので、ある意味ではいいきっかけになったかなというふうには思っております」 上皇さま「いい成果をあげて、本当におめでとうございます」 羽生さん「ありがとうございます」
上皇さま「ずいぶん厳しい練習を重ねてこられたんでしょう?」 吉田沙保里さん「そうですね、私は3歳からレスリングをはじめて」 上皇さま「3歳から!? そうですか」 吉田さん「父親が指導者で、ずっと家の中に道場があるっていうので、逃げ隠れできない状況の中で育ってきましたので」 上皇さま「でも、こういう成果が出て本当に」 吉田さん「本当にあきらめずにここまで走り続けてきて、良かったです」