“平成の園遊会”名場面の数々 時代を彩った人たちとの触れ合い【皇室 a Moment】
上皇さま「今回は、おめでとう」 佐々木則夫監督「ありがとうございます」 上皇さま「良い成績で良かったですね」 佐々木監督「ありがとうございます。日本国民の皆さんのご声援のおかげで、なんとか小さい娘たちがチャンピオンになってまいりました」 上皇さま「PK戦の時も、足で」 佐々木監督「セーブした」 澤穂希さん「キーパーが」 上皇さま「ああいうころができるのかなと思って、びっくりしました。」 佐々木監督「神がかりでございました(笑)」 ◇ 平成最初の園遊会は私も取材しましたが、昭和から平成初めに活躍した横綱・千代の富士関が招かれました。映像では王さん、長嶋さん、なでしこジャパンと続きましたが、この方々には共通点があります。 ――「国民栄誉賞」受賞者ですか? そうです。今年は国民栄誉賞を受賞した車いすテニスの国枝慎吾さんが招かれました。「国民栄誉賞」の受賞者が招かれることが多いですね。 ――きょうは平成の園遊会の名場面の数々を井上さんとともに振り返りたいと思います。 井上さん、園遊会はいつからはじまったんでしょうか?
■園遊会とは? ジンギスカンに焼き鳥も
古くは平安時代に遡るようですが、宮中の園遊会のはじまりは今から140年以上前の1880年=明治13年になります。秋に菊を見る会「観菊会(かんぎくかい)」、春に桜を観る会「観桜会」が行われ、当初は外交団との交流が中心だったようです。
今年は食べ物やお酒の提供はありませんでしたが、これまでは、会場で栃木県の御料牧場の羊=ラム肉を使ったジンギスカンや、焼き鳥などがふるまわれてきました。
また、宮内庁の楽部による「雅楽」や、皇宮警察音楽隊による生演奏も行われます。 ――ジンギスカンに焼き鳥。また復活するといいですね。私たちがいつも映像で見るのは招待客へのお声がけのシーンですが、これはどのようなタイミングで始まるのでしょうか?
招待客が庭での食事や歓談を楽しんだ後、アナウンスがありまして、三笠山と呼ばれる小高い丘に両陛下と皇族方が登場し、三権の長らの挨拶を受けて、道筋に並んだ招待客1人1人に声をかけて回り始められます。