電気代6割削減、調光システム付き天窓「ひかり屋根」が注目される理由
千代田組が販売
千代田組(東京都港区、綱崎一成社長)が工場や物流倉庫などに販売する天窓「ひかり屋根」が注目されている。直近3年間の問い合わせ数、製品サイトのアクセス数が前年比3割ずつ増加。開発元のひかり屋根(東京都大田区)から国内での製造、販売、施工独占権を取得し、15カ所に導入した。 天窓から自然光を取り入れて拡散し、室内全体を均一に照らす。調光システムとの併用で、自然光の明るさに応じて照明器具の自動調光が可能。照明の使用率を減らし、電気代を約6割削減できる。「電気代削減に加え、最近は作業環境改善を求めて導入する企業が増えた」(スマートシティ営業部ひかり屋根エコ推進課)。 停電時も照明なしで室内を明るく照らせることから、地域の避難所となる公共施設や商業施設などにも拡販したい考え。