達人キャンパーのお気に入り!「僕たちの好きなキャンプ場 vol.17」木曾駒冷水公園キャンプ場【中部エリア】
キャンパーそれぞれの独自視点から、オススメのキャンプ場を紹介するリレー連載企画。六甲山北麓で薪ストーブのある一軒家カフェ「フクモナ」を経営するFukuzo&Monaco夫妻が紹介する一押しキャンプ場、2回目は中央アルプス木曾駒ケ岳西麓にある木曽駒冷水公園。利用は無料、管理人不在、オールセルフの一風変わった施設です。 【写真】北アルプスを望む冷水公園のキャンプ場のロケーションを見る(全12枚) YouTubeで人気の「令和の虎(日本テレビ「マネーの虎」の令和版)」。293人目の志願者として登場した井口智明さんの回を見て、このキャンプ場のことを知った二人。 「木曽生まれの企業家である井口さんが、外国資本による土地買収から地元の美しい自然と水源を守りたいと一念発起。廃業したスキー場を借り上げて、キャンプや魚釣り、虫採り、山菜摘みなどを自由に楽しめる公園として整備していくという壮大なプロジェクトを知って、興味がわいたんです」とMonacoさんは言います。
予約なし・無料で365日利用できるキャンプ場
駒ヶ岳(標高2,956m)から湧き出る雪解け天然水が流れる「冷水公園」。その水源と、木曽の美しい自然を保護するために、スキー場だった土地をキャンプができる公園に大規模リニューアルしました。 『木曽山人チャンネル』で詳しく紹介されているのですが、ボランティアの仲間たちと力を合わせ、DIYで整備活動を進めてこられたそう。広大な園内には小川が流れ、ゆったりとしたオートキャンプサイト、ウッドデッキ、炊事棟や売店、快適なお風呂などが配置されています。 「管理人不在で、予約も不要。好きな時に来て、好きに利用してもいいという、とてもありがたいスタイルなんですが、無料のキャンプ場にありがちな、設備が貧弱ということはありません。むしろ、トイレや水回りなどは新しく、とても快適な施設なんです。元がスキー場だけあって広いし、300張りくらいはいけるんじゃないかな」とFukuzoさん。 ゲストセンターハウス内に売店があり、地元産の野菜や各種食材、加工食品、アイス、お菓子、飲み物、薪、炭など、いろいろなものが販売されています。無人ショップですが、QR決済やクレジットカードが使用できて、24時間利用できるので、地元住民の方々もコンビニ代わりに買い物に来られるとか。 木材の産地として名をはせる木曽地方だけあって、焚き火に使える良質の薪が手に入るのもキャンパーにはうれしい点。