山崎福也が話す高校・大学での成長とは!?
6日、オリックスから日本ハムにFAで加入した山崎 福也投手(日大三-明治大)がエスコンフィールドで入団会見を行った。4年推定10億円(金額は推定)で背番号は18に決まった。 FA移籍・山﨑福也に恩師がエール!「山ちゃんは誰が見ても応援したくなる選手です」 入団会見に同席していた新庄監督から本拠地のエスコンフィールドでの開幕戦先発に指名され「伏見くんと組んで思おうと思います」と宣言。オリックス時代にバッテリーを組んだ伏見 寅威捕手とのコンビ復活に話題となった。 山崎は日大三時代、2010年のセンバツでは準優勝に輝いている。卒業後は明治大に進み2年の春から先発ローテーションの一角を担い、3年時には2季連続でベストナインにも選ばれている。大学通算成績は61試合に登板、20勝10敗、防御率は2.20を記録している。大学4年時に取材した高校・大学での取り組みのインタビューを振り返ってみた。 (インタビュー初掲2014年4月1日) *************** 高校時代は第82回選抜高等学校野球大会で準優勝。投打とも大活躍を見せました。卒業後は明治大に進学し、3年春からエースとして6勝を挙げ、優勝に貢献しました。山崎 福也選手から高校時代に意識していたことを伺いました。
とにかく初戦勝利を目指した選抜
――2010年の選抜を振り返っていただきたいと思います。まず2010年は桐蔭学園と最後の枠で争っていましたが、あの時の心境はいかがでしたか? 山崎 福也選手(以下「山崎」) あの時は選ばれると思っていなかったので、夏へ向けてやっていこうとチームの中でありまして、特に意識せずに、普通にグラウンドに来て練習をしていました。だから選ばれたときはすごい驚きの気持ちとうれしい気持ちで、選ばれたからには切り替えていかなければならないなと思いました。 ――秋の大会ではベスト4。冬はどんなことに取り組んでいたでしょうか? 山崎 まず冬の強化合宿がありまして、それに向けてチームのみんなで体を作って、次の年の夏へ向かってがんばっていこうと合宿に入りました。 ――日大三といえば年末に行われる合宿ですよね。あの合宿の話を聞かせてください。 山崎 2週間ありますけど、朝の5時から夜の21時半~22時に終わるサイクルを2週間繰り返す感じですね。 ――投手陣はどんなメニューをこなしてきたのでしょうか? 山崎 投手陣だけではなく、朝から全員一緒に走り込みを行います。下半身を鍛えるメニューを行うんですけど、午前中は投手も野手と同じメニューをこなします。午後は打撃、ポジション別ノック。とにかくノックが多かったですね。食事を挟んで、夜間の練習を22時までやっていました。夕食もどんぶり何杯食べるというのが決まっていました。 ――選抜に選ばれた後、どんな目標を立てましたか? 山崎 もう一戦、一戦しっかりと戦って、まず初戦に勝つことを目標にして、優勝なんて考えていませんでした。 ――どうでしたか? 甲子園の初マウンドは? 山崎 その前年の夏(2009年)に一塁手で、甲子園でプレーしているんですけど、いざマウンドに立ってみたら、圧倒されたといいますか、周りのファンの方の多さに驚かされました。 ――初回の失点(2失点)はやはり甲子園から来る緊張でしょうか? 山崎 確かに失点したのですが、そこで緊張がほぐれた感じがして、そのあとは落ち着いて投げることが出来ました。