【災害時の避難所生活のリアル】男性スタッフからナプキンを1枚だけ渡された…「まずは自分で備えを」
水が使えない場合や、生理中のお風呂はどうする?
断水した場合は当然入浴も難しくなります。1月の令和6年能登半島地震では、半年後の7月に入っても断水が続く地域がありました。 神元さん 災害時、多くは最初に自衛隊の入浴支援が入り、その後少しずつ地域ごとに入浴施設が開設されていきます。とはいえ、大勢で利用する入浴施設の場合、生理中だと入りにくい面もあるでしょう。衛生的な意味でも“携帯用のビデ”があって助かったという話は耳にします 体を清潔に保つという意味では「体を拭くボディーシート」もあると便利です。また「デリケートゾーン専用のシート」や「おしりふき」は、生理時の不快感軽減に役立ってくれるはず ◆お話を伺ったのは…… 特定非営利活動法人(認定NPO法人) 全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD) 事業担当(被災者支援) 神元 幸津江 さん 東日本大震災直後から都内のボランティア・市民活動センターに勤務し、2019年より現職。災害が発生した際に、現地のニーズを調査したうえで、NPOや企業、行政、災害ボランティアセンターなどと連携し、必要な物資の調達やインフラの整備等、支援の調整を担う。取材時は令和6年能登半島地震の支援のために石川県に滞在。 https://jvoad.jp/ ---------- Text: Namiko Uno Illustration: Aoi Kiyomiya Composition: Arisa Uchida
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