角田裕毅が2024年最も悔しいシーンを回顧「タイム作りが良くなかった」限界超えのプッシュ→クラッシュを悔恨|F1
レーシングブルズの角田裕毅が、F1での4年目を終え、2024シーズンを振り返った。 【動画】独占告白 角田裕毅 2024年のF1を語る/5シーズン目の鈴鹿はどのようなレースにしたいのか シーズンオフとなった角田は日本に帰国し、23日には地元である相模原市でファンミーティングを実施。この会場で『DAZN』の取材に応じた。そのインタビューは『DAZN』の『独占告白 角田裕毅 2024年のF1を語る』で公開されている。 2024年は30ポイントを獲得し、ドライバーズランキング12位という結果だった角田。 インタビュアーを務めたF1実況担当のサッシャ氏が“2024年一番悔しかったシーンは?”と尋ねると、角田は「うーん……メキシコの予選かな?」と答えた。
サッシャ「Q2?」 角田「はい」 サッシャ「スタジアム(のセクション)に入っていく右コーナー」 角田「そうですね」 角田が語ったメキシコGP予選とは、Q2でのラストアタック時。角田はセクター1、2を通過して、セクター3のスタジアムセクションへと入るところだった。このターン12で角田はバリアにクラッシュしてしまった。予選は赤旗となり、Q2はそのままセッション終了に。
角田「悔しい。まあ、もう本当に……」 サッシャ「ミリ、もうちょっとミリ右だったら全然大丈夫だったでしょう?」 角田「なんていうか、もう全てミリの状態ですね。サッシャさんがおっしゃる通り、もしかしたら(ミリレベルでもう少し)右だったら良かったかもしれないし、ミリ……気持ち、ブレーキ一発目かけた時の踏力が気持ち弱かったりしたり、あとターンインのタイミングを0.001秒遅らすだけで多分変わってくると思う」
角田「本当そのような状態だったので、そこまで(限界を超えるプッシュ)に持っていかなくちゃいけないようになってしまった。まあ、そこまでの(アタックラップにおける)タイム作りが自分でも良くなかったと思う。そこは悔しかったです」 メキシコGP予選では、Q2をクラッシュで終えた角田。マシンの修復が済み、翌日の決勝では11番手からグリッド降格なしでレース開始となった。だがブラックアウト直後、ターン1の手前で他車と接触し、決勝ではオープニングラップでレースを終えることになってしまった。 予選、決勝と立て続けに不本意なクラッシュとなってしまったこともあり、角田にとってはメキシコGPは悔しい印象が強い模様だ。