【スピードスケートW杯】女子チームパシュート、オランダに敗れ2位 高木美帆「自国開催で優勝できなかったのは残念」
◇24日 スピードスケート W杯第1戦長野大会最終日(エムウェーブ) 団体追い抜き(チームパシュート)などがあり、女子チームパシュートで高木美帆(30)=TOKIOインカラミ、堀川桃香(21)=富士急、佐藤綾乃(27)=ANA=の日本はオランダに敗れ、2位となった。 新隊列で挑んだ日本が、1秒32差をつけられて今季初戦を落とした。高木は悔しさを押し殺しながら「自国開催のW杯で優勝できなかったのは残念」と語り、佐藤も「小さなミスや役割を果たせなかったところが最終タイムにつながった。悔しい」と振り返った。 昨季まで3番手だった堀川と、2番手だった佐藤を入れ替えた新隊列。スタミナ自慢の堀川が終盤に高木の背中を押し、佐藤が全体を支える狙いだった。しかし、大会前のトライアルで堀川が接触して転倒。その影響で堀川は「怖がりながら、というところがあった。100%が出せなかった」。プッシュが効かず、足並みが乱れた。 佐藤は「課題が明確になった。もう少し重ねていけば手応えを感じるところは出てくる」とも語る。3人の連携をより成熟させれば、王座奪還は見えてくるはずだ。
中日スポーツ