Jリーグ夏の移籍の難しさ 福田正博が指摘「ネームバリューがあっても活躍できないケースも」
【誰がチームを助ける存在になれるのか】 その難しいタイミングでの移籍で、誰がチームを助ける存在になれるのか。その観点からJリーグを見るのも楽しいだろう。とりわけ降格圏に身を置くチームにとっては、新加入選手の躍動が天国と地獄をわけるケースがある。 今季はJ1の20チームのうち下位3チームが降格の憂き目にあうが、第28節終了時点では、18位がジュビロ磐田(勝ち点28)、19位がサガン鳥栖(勝ち点24)、最下位20位は北海道コンサドーレ札幌(勝ち点22)になっている。 3チームとも厳しい状況に違いないが、18位の磐田と13位の浦和レッズまでの勝ち点差は7ポイントしかない。激しい残留争いがシーズン終盤まで続くことになるだろう。 最後に笑うチームはどこか。そこは、この夏にしっかり補強に取り組んだクラブと、そうでないクラブの差がその明暗を分けるのではないか。
text by Tsugane Ichiro