【オークス】複勝率40%の好データが二冠達成を後押し 東大HCの本命はステレンボッシュ
樫の女王に輝くのは
今週日曜日、東京競馬場でGⅠ・オークスが行われる。桜花賞馬ステレンボッシュ、同レース3着ライトバック、4着スウィープフィート、13着から巻き返しを図るチェルヴィニアをはじめ、忘れな草賞を勝った朝日杯FS3着馬タガノエルピーダ、フローラS馬アドマイヤベルといったメンバーが出走を予定している。 【オークス2024 推奨馬】勝率40%、複勝率80%データ該当で死角なし! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) アスコリピチェーノがNHKマイルCへ向かったこともあってステレンボッシュの一強ムードが漂うが、果たして樫の女王の座に就くのはどの馬か。過去のデータを参考に検討する。
真の実力勝負
<オークス・上がり3F順位別成績> 3位以内【9-5-5-15】勝率26.5%/連対率41.2%/複勝率55.9% 4・5位【1-4-2-12】勝率5.3%/連対率26.3%/複勝率36.8% 6位以下【0-1-3-120】勝率0.0%/連対率0.8%/複勝率3.2% ※過去10年 オークスは2400mのクラシックディスタンスで行われる。この距離はほとんどの3歳牝馬にとっては「長く」「厳しい」「未経験」の三拍子が揃ったもの。真に実力のある馬でなければ樫の女王の称号には辿り着けない。過去10年の勝ち馬は全て3番人気以内でアーモンドアイ、スターズオンアース、リバティアイランドなどの女傑が並ぶ。 上がり3Fタイムに注目すると、上がり3位以内だった馬が9勝、複勝率55.9%をマークしている。当日3番人気以内の馬なら【9-3-2-0】とパーフェクト。単純で至極当然の結論ではあるが「瞬発力のある上位人気馬」を軸としたい。 前走上がり順位もオークスでは重要。前走上がり3位以内【9-6-5-52】複勝率27.8%に対し、同4位以下だと【1-4-5-95】複勝率9.5%と勝ちきれない。後者で馬券に絡んだ馬は、19年2着カレンブーケドール(12番人気)、昨年3着ドゥーラ(15番人気)を除き全て4番人気以内で、上位人気馬に限って検討の余地を残す。 毎年馬券の中心となる桜花賞組に注目すると、桜花賞で上がり3F3位以内だった馬は【6-2-2-15】複勝率40.0%に対し、4位以下は【1-3-4-48】複勝率14.3%という成績。桜花賞の上がりとの関連はより濃いと言える。さらに絞り込んで、「桜花賞で上がり3F3位以内かつ4角10番手以内」を満たした馬は【2-1-1-1】となり、ある程度の位置から脚を使えていればより信頼度が上がる。この点がステレンボッシュ(桜花賞は上がり3位、4角8番手)を後押しする。