1週間を振り返る「喜多方市の空き家にクマ出没」 注目ニュースを深掘り 福島県
FCT福島中央テレビ
日本テレビ系列30局は、インターネットの「日テレニュースサイト」でも最新のニュースをお届けしています。 「日本酒のファンとしてもうれしい」日本の伝統的酒造りが無形文化遺産に 福島市では記念イベント 12月5日までの1週間をみると、福島市では軽乗用車同士の事故、また郡山市では車3台が絡む事故もありました。特に12月は、日の入りが早いことや交通量が増えることから事故が多い月とも言われますので気をつけたいです。 様々なニュースがあった1週間ですが、注目するのは、喜多方市の空き家に出没したクマに関するニュースです。 12月2日、喜多方市熱塩加納町の空き家にクマが出没。 クマは、約4時間に渡って居座り、追い払うための花火を使ったところ山の方向へ逃げていきました。 この空き家には、2日後の12月4日にも、再び、クマが現れたといいます。 ■喜多方市 有害鳥獣対策室 樋渡直樹さん 「可能性としては斜面に柿の実がなってる。柿を食べてそこで居座ったと予想される」 先日、秋田県ではクマが2日以上に渡り、スーパーの店内に居座りました。 例年であれば冬眠している時季にもかかわらず、なぜ市街地にクマが出没しているのか。 県の野生動物調査専門官の溝口俊夫さんに話を聞きました。 ■県野生動物調査専門官 溝口俊夫さん 「冬眠に入るためには、やっぱり気温が低いということと、雪がそれなりに積もっていること。今年は特に暖かかったし。上手く冬眠に入れるのかなというのはある」 理由の一つが、暖冬です。クマは雪の中で冬眠するため、寒さと雪は欠かせません。 今年は、暖かいこともあり、熊が安定した冬眠に入れていないのではと指摘します。 加えて、最近は人里に餌があることを知っているクマも多く、行動範囲が変わってきているといいます。 溝口さんは対策の一つとして、農作物など、クマが食べそうなものを外に置かないことが重要だと話します。 ■県野生動物調査専門官 溝口俊夫さん 「今頃出てくるクマって、やっぱり建物の中に入ってきやすいクマなので、目撃情報があったらぜひ、通報して欲しい。警察とか役場に」