C・ロナウドとユーベの間に生じた亀裂【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
「2つのC・ロナウド」がある種の「利益相反」に…
ミラン戦では55分という早い時間帯に途中交代を命じられ、大きな不満を示したC・ロナウド。「コンディション不良でプレータイムが制限されていた。問題はない」という本人の言葉に説得力はない。(C)Alberto LINGRIA
理想的に見えたC・ロナウドとユーベの関係に、無視できない亀裂が入りつつある。出場機会減は軋轢を生み、ピッチ内外における利益バランスも再考の余地が出てきた。サッリ監督の舵取りに期待したいところだが…。(文:マウリツィオ・クロゼッティ/訳:片野道郎 2019年12月5日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック イタリア』を転載) ―――◆―――◆――― 重要な資産から難しい問題へ――。クリスチアーノ・ロナウドとユベントスの“結婚生活”は、決して小さくない困難に直面している。このポルトガルが生んだスーパースターは世界最高峰のフットボーラーであり、ユーベは獲得/保有に3億ユーロ(約375億円/移籍金と4年間の税込み年俸)を超える巨額を覚悟した経緯からすれば、逆説的とも言えるような状況だ。 11月23日のアタランタ戦(セリエA13節)で
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