“Bリーグ初制覇の立役者”や“206cmの高校生”が参戦…ホーバスジャパン未出場の日本代表候補9選手を徹底紹介!
▼中村拓人
生年月日:2001年3月3日(23歳) ポジション/身長・体重:PG/184センチ・79キロ 所属:広島ドラゴンフライズ 昨シーズン、寺嶋良の故障で先発起用となり、ポストシーズンでも下位シードのチームをけん引。前年王者・琉球とのファイナルでも3ポイントを50パーセントの確率で決めるなど、度胸あるプレーぶりで優勝に導いて、「日本生命ファイナル賞」を受賞した。 2017年にはFIBA U16アジア選手権、翌年のU18アジア選手権に日本代表として出場。2022年のディベロップメントキャンプにも参加しており、すでにホーバスHCの緻密なバスケットボールを体感している。日本人PGとしては体躯があり、フィジカルなプレーもできるところが売り。長距離シュートには課題を残すものの、トランジションの展開からのチェンジ・オブ・ペースの動きを使ってのドライブや、そこからのキックアウトパスなどで、目指してきた代表選手を狙いたい。 文=永塚和志
▼脇真大
生年月日:2002年3月11日(22歳) ポジション/身長・体重:SG/193センチ・86キロ 所属:琉球ゴールデンキングス 白鷗大学で下級生の頃から主力を務め、21年度と昨年度はチームをインカレ優勝へと牽けん引。後者では大会の得点王とMVPにもなった。茨城ロボッツ、琉球ゴールデンキングスで特別指定選手としてプレーをし、今シーズンからは後者でプロ契約。開幕から全試合で先発出場を続けており、肉体の強さを生かしたディフェンス力と中へ切り込んでのオフェンスプレーなど、堂々たる働きぶりを見せている。 U19W杯の日本代表選考で落選の悔しさを味わっているが、当人いわくこれほど早くA代表に招集されるとは考えていなかったという。もっとも、呼ばれたからには次のW杯やロス五輪も狙っていく気持ちだ。代表定着には3ポイントの精度を始め課題克服が必須。昨年のディベロップメントキャンプでは技術向上のためのワークアウトに取り組んだ。 文=永塚和志