解消されない巨人の深刻な投手陣のコマ不足 中継ぎ獲得のため積極的にトレードを仕掛けろ!【堀内恒夫の悪太郎の遺言状】
山崎伊と、堀田が二軍降格! 不安的中した中継ぎの人材不足
リリーフエースだった中川の復活は絶対条件。だが、いまの巨人の中継ぎ陣はそれでもまだ大きな不安が残る
「過ちて改めざる。これを過ちという」 論語の中で、孔子は「間違うことが悪いのではない。それを反省して改めないことが間違いだ」と唱えている。 だから俺は以前から言っていたじゃないか。いまの巨人は何を差し置いても、ピッチャーの補強を行わなくてはいけないってね。そのウイークポイントがいまだに補えていない。 宮崎一軍キャンプ第1クール最終日の2月5日に昨季5勝(5敗)の山崎伊織と、同じく2勝(3敗)の堀田賢慎が、コンディション不良から二軍で再調整を命じられた。山崎伊はプロ3年目で、堀田はプロ4年目だからね。2人とも今季は“巨投”の中核を担うことを期待される人材だった。 昨年11月1日に右肘クリーニング手術を受けて、プロ3年目の今季は育成選手として再スタートを切る昨季4勝(4敗)を挙げた平内龍太のほかにも、若手ピッチャーの相次ぐ戦線離脱だからね。巨人首脳陣にとっては本当に頭を悩ませる緊急事態だよ。 もうここまできたら、投手陣のコマ不足を補うために他チームからトレードでピッチャーをかき集めてくるしかないだろうね。しかし、このままで行けると、高を括って開幕を迎えたとしたら、昨季のように低迷することは間違いないよ。 だから・・・
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週刊ベースボール