【阪神】小幡竜平、打力向上で遊撃レギュラー奪取だ!「打撃が一番課題」小谷野コーチからも指導
阪神小幡竜平内野手(24)が来季の遊撃奪取を誓った。キャンプ地の高知・安芸で「レギュラーを取れるように」ときっぱり。課題の打力アップへ、小谷野塾でつかんだ手応えが自信の源だ。 この日もフリー打撃で小谷野打撃チーフコーチから指導を受けた。腰付近に手を添えてもらい、スイング時の体幹や力の入れ具合などを確認。「押された時に力が抜けて、簡単に倒れたので力が入るところを探したら一番いいのではと話がありました」。逆方向の打球についても「無理に狙わなくても、一番力が入るところでトップをつくるだけで勝手にいくから」と助言を受けると一変。左翼方向へ鋭い打球を連発した。 今季は木浪が故障した6月中旬から23試合連続先発出場したが、左太もも裏の肉離れで戦線離脱。復帰はシーズン最終盤までズレ込み、結果的に木浪の牙城を崩せなかった。藤川監督は遊撃争いについて「まだ先のことだし、ゴールもないような話」とした上で、「遊撃手は守備重視か」と問われると「需要と供給で何が必要かによると思いますから、分からないですね」と冷静にイメージした。 今季は打率2割4分1厘。打力アップがレギュラー奪取への近道になる。小幡も「(打力は)当然必要」と目をぎらつかせ、実りの秋を期した。【塚本光】