はんにゃ金田 大河ドラマ『光る君へ』出演を振り返る「“いつか大河に出られたら”と思っていたら…」
プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「ACN presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」(毎週土曜 7:00~7:25)。12月7日(土)の放送は、お笑いコンビ・はんにゃ.の金田哲(かなだ・さとし)さんをゲストに迎え、お届けしました。
◆金田哲の2024年は?
丸山:もう12月になりましたけど、2024年は金田くんにとってどうでしたか? 金田:今年はですね、大河ドラマの「光る君へ」(NHK)という作品に1年通して出させていただきまして。 丸山:大河ドラマに出て、やっぱりこれがすごく大きかった? 金田:そうですね。僕は愛知県の東三河っていうところの出身なんですけど、徳川家康のゆかりの地で、小さい頃から結構歴史が好きで“いつか大河ドラマに出れたらな”みたいな感じで思ってて。 丸山:すごい! 金田:20年経って、ようやく今年出させていただけることになって。 丸山:愛知は、尾張と三河で結構、人も違うぐらい分かれるっていうもんね。 金田:本当に。言葉も違いますし、尾張弁は織田信長のところの尾張で名古屋。僕のところは三河といって、豊田とか豊橋とか。 丸山:蒲郡とかあっちのほうね。トーナメントで名古屋はよく行っていたので、名古屋の人にそういう話をたくさん聞いた思い出がありますよ。 金田:結構、尾張と三河はバチバチです(苦笑)。だから同じ愛知県でも、名古屋の人は「愛知出身なんだ? じゃあ、名古屋なんだ?」って言われたら「そうなんです」って言えるんですけど、僕らは「いや、ちょっと……愛知ですけど、名古屋ではないんですけど」っていう変な抵抗が(笑)。 丸山:なるほど(笑)。そういうことね。 金田:これはあるあるです。
◆芸人を志したきっかけは「めちゃイケ」
丸山:そんな感じで、金田くんは愛知県出身で、1986年生まれの38歳。中学時代からお笑いコンビを結成ということで、当時の憧れの芸人さんは? 金田:ナインティナインさんです。僕らが吉本に入る理由は、ナインティナインさんというか、「めちゃイケ(めちゃ×2イケてるッ!)」(フジテレビ系)メンバーが好きで。たまたまなんですけど、僕は愛知県の田原市というところの出身なんですけど、(通っていた)小学校と中学校が、めちゃイケメンバー・オアシズの大久保佳代子(おおくぼ・かよこ)さんと光浦靖子(みつうら・やすこ)さんと一緒で。 丸山:え~っ! 金田:そんなに大きな町じゃないんですけど、めちゃイケのロケとかで地元に来られて。中学のときに、僕は自転車でロケバスを追いかけて「岡村~!」みたいな。本当にそういう、ただの田舎の中学生で。そのときから文化祭でお笑いをやったりしていたので、高校卒業して、そのまま吉本のNSC(吉本総合芸能学院)に入って。 丸山:芸人になりたかったっていうのは、お笑いが好きだったの? 金田:本当にベタなんですけどクラスの友達が牛乳飲んでるときにちょっと笑わしたり、(子どもの頃から)志村けんさんやナインティナインの岡村(隆史)さんが好きで、気づいたら人前で(面白いことを)やったり……という感じです。 丸山:コンビを結成するにあたって、自分のなかで“この人がいい”とか、いろいろな出会いがあったりするじゃない? 相方の川島章良(かわしま・あきよし)くんとは、どっちが先に声をかけたの? 金田:僕は(NSCに)18歳で入って、相方の川島は4個上なんですよ。 丸山:そうなんだ!? 金田:僕は高卒で向こうが大卒で。NSCって、あいうえお順で並ぶんですけど、金田・川島で前と後ろで。 丸山:なるほどね。 金田:最初、川島が自衛隊の訓練に行くみたいなでっかいリュックを背負ってて。NSCってそんな荷物いらないんですよ。それで「そのバッグに何入ってるの?」って聞いたら、「ボールペンとペン」って言ったんですよ。“不思議な人だな~”と思って。 丸山:(笑)。 金田:そこから“何かこの人、面白いな”と思って。それで僕、上京したばかりでお金が全然なかったんで、川島に「ちょっと何千円か貸してくれないかな?」みたいな感じで最初に話したのが仲良くなるきっかけで。 丸山:そんないきなり初めて会った人に何千円か貸してくれるんだ? 金田:みんなで「ご飯行こう」みたいになったんですけど、お金がなくて。で、川島に「ちょっと2,000円ぐらい貸してくれないかな?」って言ったら、「全然いいよ」みたいな。 丸山:なるほど。 金田:川島は東京出身で、実家住まいでバイクも車も持っていたので。そこから仲良くなってコンビ結成という感じです。