バルサの新監督招聘は正しい決断だったのか【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
良いプレーを見せながら更迭されたバルベルデ監督
バルサらしいプレーを取り戻し、カンテラの選手にチャンスを与えながら、常勝を貫く。キケ・セティエン新監督が取り組むべき課題は、少なくない。(C) Getty Images
スーペルコパでの敗戦によりバルサがバルベルデ監督を更迭。後任にはポゼッション・フットボールの担い手として知られるキケ・セティエンが就いた。原点回帰を狙った今回の指揮官交代。吉と出るのか、凶と出るのか。(文:ヘスス・スアレス/訳:小宮良之 2020年2月6日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック スペイン』を転載) ―――◆―――◆――― 「私が約束できるのは良いプレーを見せること。それだけだ」 1月にエルネスト・バルベルデに代わってバルセロナの監督に就任したキケ・セティエンの言葉である。 さて、私はこう書き始めながら、いささか迷っている。はたして、どこから伝えるべきなのか。キケ・セティエンとはどのような人物で、バルサで成功を収められるのか。いや、それよりも、今回の監督交代は正しかったのか。2連覇中のラ・リーガで首位をキープし、チャンピオン
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