日本「アニメ」が世界を食らう 韓流・ハリウッド“頭打ち”で 超一流VCも“太鼓判”
彼らが考える「Anime」は、日本人が考える「アニメ」とちょっと違います。 VTuberから始まりアニメもあるし、「モンスターハンター」などのゲームも含めた、日本の二次元的なコンテンツは全部を含めて「Anime」と呼んでいます。 それらの日本発のコンテンツが、Anime Is Eating the World。つまり世界を食らっているということでしょうか。 ■1.5兆円に留まらない?アニメが日本の一大産業となる可能性も 中山: 日本のアニメの海外輸出額が1.5兆円規模と紹介されましたが、自動車産業などの数十兆円規模と比べると大きくないです。 「1.5兆円輸出だ!」って日本は言っていますけど、実はハリウッドから見るとそんなサイズには収まらないはずです。 ハリウッドでは2022年秋くらいからずっとストライキをやっていましたし。 野村: ハリウッドの俳優たちによるストライキですね。 中山: そうです、ハリウッドタイトルはこの1年本当に調子悪く落ちました。タイトルも3分の2ぐらいの本数になってしまいました。 映画が作れない、その中で日本のアニメが存在感を高めている状況は、1.5兆円とはいえ、もっと成長するのではと考えています。 僕が調べたところ、アンドリーセン・ホロウィッツは2011年に“Software Is Eating the World”(ソフトウェアが世界を食らう)と言っていて、彼がそう予言したときSaaSの規模は1. 5兆円ぐらいでした。 野村: ソフトウェアがそんな時代があったのですか。 中山: AWSがお目見えする前ぐらいです。GoogleやMicrosoftAzureなどが台頭して、結果として30兆円に成長したんです。 野村: すごい。これは夢がある話ですよ。 中山: 今1.5兆円ぐらいの日本のアニメの輸出額がそれくらいになると推測されるインパクトを含めて、この"Anime Is Eating the World"の記事は僕の衝撃でした。