MotoGPマシンにMoto2王者・小椋藍が初乗り なぜホンダではなくアプリリアで挑戦するのか?
【次回のテストは2025年2月のマレーシア】 バイクの理解は100のうちまだ10か20程度、と小椋自身は述べているが、ブリビオは「ルーキーイヤーは多くのことを学ぶシーズン」と前置きしたうえで、初めて乗った最高峰クラスのマシンへの取り組みには「極めて高い評価を与えたい」と述べる。 「まだテストにすぎないし、たった一日乗っただけなので、ある程度の成長見込みは残しておくけれども、高い点をつけてあげたいと思います。一所懸命がんばって、しっかりとやるべきことに取り組み、タイヤもいろいろと試したので、我々としては藍の走りにはとても満足をしています。ただ、最高点をあげるのは、レース用に取っておきましょうか」 次回のテストは年が明けた2025年2月5日~7日の3日間、毎年恒例のマレーシア・セパンサーキットで行なわれる。小椋は最高峰クラス初年度であるため、この三日間に先んじて行なわれる1月31日~2月2日のシェイクダウンテストから参加して走行を開始する予定だ。
西村 章●取材・文 text by Nishimura Akira