青梅市議会議員の「暴力団との会合疑惑」を市関係者が告発…「彼らは自民党都連会長の元秘書です」
暴力団員と市議会議員の会合疑惑
ロウソクが刺さったケーキを持つ男性と、それを祝う周囲の人々。 一見、何の変哲もない「誕生日会」の光景を捉えた一枚の写真のようにも見えるが――。 【写真】盛り上がっている宴のようす 「誕生日ケーキを持つ男性の隣に写るのは、住吉会系の暴力団員であるX氏です。そして、彼の周囲にいる人間は青梅市議会議員と青梅市の職員なのです。『不適切交際なのではないか』と職員の間では噂が広がっています」(青梅市関係者)
住吉会系二次団体の構成員との写真
マイクを持って笑顔を見せる男(写真左端)は、東京・立川に本部を置く住吉会系二次団体「日野一家」の構成員――つまり、現役の暴力団組員だ。その周りには、楽しそうに盛り上がっている市議会議員たちの姿も写っている。構図だけ切り取ってみれば、現役暴力団組員と市議会議員らが仲睦まじく食事をともにしているように見える。 前出の青梅市の関係者はこう続ける。 「この写真が撮影されたのは、2024年6月下旬のことです。ケーキを持つ男性は、東京都福生市で花屋を営んでいるA氏です。A氏の誕生日会の様子を捉えた写真は、彼のSNS上で公開されました」 関係者曰く、A氏は地元では有名のやり手経営者だという。 「それこそ、市の関係者との人脈も豊富です」(同前) 地元で顔が利く経営者であるA氏。この日も、彼の生誕を祝うために多くの仲間が集ったのだろうか――。
市議たちは青梅市が進める重要プロジェクトの中心メンバー
「X氏との写真には、市の職員の他、青梅市議会議員の片谷洋夫、寺島和成、中野芳則が写っています。市議会議員という立場にありながら、反社会的勢力と宴を共にしていた事実は明らかに問題ではないでしょうか」(同前) 地元有権者から公正な選挙で選ばれた市議会議員は、地域に暮らす人々にとって身近な存在であるべきだ。だが、それはあくまで「一般市民」との話。暴力団といった「反社会的勢力」と交際が事実ならば不適切としか言えない。 実は、片谷氏、寺島氏、中野氏の3名は青梅市が進める重要プロジェクトを担う立場だ。いずれも「文化複合施設整備特別委員会」のメンバーで、寺島氏に至っては委員会の委員長を務めている。この委員会は、2017年3月に老朽化により閉館した青梅市民会館の建て替えに向けた特別委員会である。 同委員会主導のもと、青梅市役所仮設駐車場と健康センター、旧教育センター、福祉センターを合わせた約2万平方メートルの敷地に市民ホールを含む文化複合施設を整備する計画となっている。 「この3人は、市の文化複合施設の整備という一大インフラ事業の中心的な立場にいる人間なのです。そんな彼らが、現役ヤクザと親密に見える写真が出回るのは大問題です。文化複合施設の建設に関わる情報が、反社会的勢力の人間に流れた可能性を疑う声も出てくるでしょう。暴力団の人間が、複合施設建設の計画や予算といった重要事項を意思決定者に直接聞けてしまう。そんな会だったと疑惑をかけられても仕方のない事案なのです。いずれにせよ、市議3名の行為は軽率以外の何ものでもなく、同じ市で働く人間として恥ずべき事案だと考えます」
