【WAVE】スターダム・上谷沙弥が宮崎有妃を破りレジーナ王座初戴冠「WAVEを支配した」
女子プロレス「スターダム」の〝闇に落ちた不死鳥〟上谷沙弥(27)が、「WAVE」の頂点に立った。 【写真】上谷沙弥が台車の上で「はずかし固め」 一人クイーンズ・クエスト(QQ)として活動していた今夏、WAVEのリーグ戦「CATCH THE WAVE」を初制覇。優勝後に極悪軍団「H.A.T.E.(ヘイト)」に加入し大変貌を遂げた上谷は、4日の東京・後楽園ホール大会でレジーナ王者の宮崎有妃(45)に挑戦した。 対峙するなりお決まりの〝あっかんべー〟で挑発したが、その指をつかまれ、なめまわされる屈辱を味わわされた。何度も狙われた恥ずかし固めは全力で拒否するも、バックステージに連行されてしまう。 次の瞬間、思わぬ展開が待っていた。宮崎に恥ずかし固めを決めた上谷が、台車に乗って登場したのだ。しかも台車を押すのは、セコンドに就いていたヘイトの渡辺桃…。観客からは大歓声が上がる。 その後、リングに戻ると、宮崎が持ち込んだラダーを巧みに相手の顔面にぶつけ額を割った。20分過ぎ、大流血する王者にムーンサルトプレスをくらい再び追い込まれた上谷だったが、最後は鮮やかなフランケンシュタイナーで逆転の3カウントを奪った。 試合後はマイクを握り「この私が第22代レジーナ王者だ! 宮崎、今回こそWAVEを堪能させてもらったよ。初めての経験? 楽しかった」と不敵な笑みを浮かべた。2021年12月にワンダーを王座を戴冠し、23年4月まで15度の防衛に成功。同王座陥落以来、初のシングル王座戴冠となった。 最後は「スターダム所属の私がWAVEを支配したわけだけど、私に勝てるヤツがいるの? 度胸あるヤツがいたらいつでもかかってこいよ」と挑戦を呼びかけ、「後楽園のしもべたちよ、永遠にさようなら!」と手を振りリングを後に。闇に落ちた不死鳥が、WAVEマットを真っ黒に染める。
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