【名品サイドテーブル3選】近代デザインの巨匠たちが手がけた注目作を自宅へ
ベッドやソファサイドのテーブルとしてだけでなく、オブジェやグリーンの飾り棚にも重宝するサイドテーブルより、近代デザインの巨匠たちが手がけた注目作をピックアップ 【写真】名品サイドテーブル7選
アキッレ・カスティリオーニの「クマノ フォールディングテーブル」
日常に溢れるモノへの鋭い観察眼から生まれる独創的なプロダクトで、近代イタリアのデザイン界を牽引した建築家・デザイナーのアキッレ・カスティリオーニ。1978年にデザインした「クマノ フォールディングテーブル」は、パリのビストロで一般的に使用されていた三本足のテーブルを再解釈した折りたたみ式テーブル。その美しい造形と優れた機能性から、1981年にコンパッソ・ドーロ賞を受賞している。 くねらせた足を束ねている中央のジョイント部分には、当時新素材として注目されていたABS樹脂を採用し、スムーズな開閉を実現。天板の隅に空いている穴は、開閉時に指を引っ掛けられるだけでなく、付属の専用フックを通す穴にもなっており、使わない時には壁にかけて収納することも可能。カラーはブラック、ホワイトのほか、深みのあるレッド、グリーンなど全7色。
「クマノ フォールディングテーブル」¥118,800/メトロクス メトロクス TEL. 03-5777-5866
アレッサンドロ・メンディーニの「ロイ」
20世紀後半のネオ・モダンの立役者でもあり、コンテンポラリーなプロダクトで魅了したイタリアデザイン界の巨匠アレッサンドロ・メンディーニ。2019年に逝去するまで現役デザイナーとして精力的に活動し続けたメンディーニが、2016年にカルテルより発表したのが、こちらの「ロイ」。 伝統的な樽型のチャイニーズスツールと、ロイ・リキテンシュタインを連想させるアメリカンポップアートのグラフィカルパターンという異なる要素を見事に融合させたミックススタイルが特徴で、ラディカルなデザインを得意としたメンディーニらしさが光る作品。樹脂製のスツールとして作られたものだが、座面が水平なため、サイドテーブルや飾り棚、庭やバルコニーのテーブルとあらゆるシーンで活躍。カラーは落ち着いたブラックとホワイトのほか、ポップアートをイメージしたパステル調のペールカラーの全5色。